トップへ  人の脳は、高性能バイオコンピュータ  戻る

人の脳は、脳幹と大脳に分かれます。
脳幹は、他の動物も持っていて、生きていくための基本的な機能を持っています。
大脳は、記憶がメイン機能です。
人は、他の動物に比較して、大脳が大きいことが特徴です。
 ※参考リンク:脳の構造
人は、外界の状況に応じて、本能だけで行動するのではなく、大脳に記憶された情報を基に、判断して行動します。そして、その結果をまた大脳に記憶します。この繰り返しを総じて、心・精神・感情と称しています。
この大脳が、たいへん大きいため、他の動物には無い多様な心・精神・感情を持つことができました。
将来、技術が進んで、人の脳と同等の記憶容量を持ち、自ら情報を取り込むことが可能な自己増殖型のコンピュータが開発されれば、人と同様の判断が可能になると思います。
心・精神・感情といったものは、脳の中で行われている物理的な化学反応に過ぎません。

人のチョットしたミスから、大きな事故、犯罪、欲望の原因を、心・精神・感情といった神憑り的な言葉で表現すると、本質を見失ってしまうように思えます。
人のチョットしたミスから、大きな事故、犯罪、欲望の原因を、脳の中で行われている物理的な化学反応であると考えて、対策を考えれば、もっと適切な対策が出てくるように思えます。人の脳を、高性能バイオコンピュータと考えるならば、一度行われた間違いは、何度でも繰り返されるのが、当然と考えられます。「歴史は繰り返される」という話がありますが、人の脳は、進歩(改善・改良)していないということではないでしょうか。

人の脳は、皆同じ構造の様に思えますが、細かな点では、人それぞれで異なります。
脳の一部分について、A氏は、活発に機能するが、B氏は、あまり機能しない。
といったことが多くあります。この違いを、障害と見たり、個性と見たりします。
子供の頃、学校の授業で、得意な科目、苦手な科目というのも、この差によるものです。

インドの子供たちは、2桁の九九(2桁の掛け算)を覚えているそうです。
※私は、小学校低学年の頃、1桁の九九を覚えるのに苦労しました。
※でも、小学校高学年以降、理数系の科目は、得意な科目でした。体育は苦手でした。
※「九九は、大脳ではなく、小脳で覚えているのでは?」と思います。
ためしてガッテン脳トレーニング

発達障害(自閉症や知的障害など)の人の中には、驚異的な記憶力を持つ人もいます。
レインマン
私は、発達障害を障害と見るよりも、個性と見るべきだと思います。
もちろん、個性が異なる分けですから、個性に応じた教育が必要です。
発達障害者の中には、何か突出した能力を秘めていることが多いようで、その能力を発見し、伸ばすことが大切です。
日本自閉症協会発達障害者支援法

「人は、普段、自分の脳の能力の20%程度しか使っていない」、という話もあります。
人が何かに集中して物事を考える場合、脳の一部分しか利用されない状態になるそうです。
反対に、何も考えない状態(体や心がリラックス)では、脳全体が、バランス良く利用されるそうです。
ためしてガッテン家庭内のうっかり事故徹底対策
座禅やヨガでの、「無心」の大切さが証明されたように思います。