夢主義社会トップへ 企業価値よりも自分の地位   2005年10月23日  戻る

一般的なサラリーマン経営者にとって一番大切な事は、自分の地位を維持することです。
会社の価値を高めることは、二の次です。
自分の地位を維持していれば、例え会社が大赤字でも、しっかりと経営者としての高い報酬を得ることができます。

自分の地位を維持するためには、会社の中で、自分に都合の良い人間を残し、自分に都合の悪い人間を排除することが基本です。
会社の価値を高める良い提案であっても、自分の地位を脅かすような人間の提案であったならば、それを良い提案と認めることはできません。

そもそも、一般的なサラリーマン経営者は、その権力を得るために、舌先三寸で、社内の人間たちに働きかけて、その地位を得ました。そして、その地位を維持するために、宴会やゴルフに参加して、四苦八苦して頑張ってきました。

このような詐欺師のような経営者を排除するには、株主が声を上げて問題提起することが大切です。
最近の、「もの言う株主」の村上ファンドの行動は、たいへんすばらしいと思います。
また、不当な経営者を、手っ取り早く排除するには、敵対買収が有効な手段です。

※自社の株を多く保有している経営者は、サラリーマン経営者ではありません。