夢主義社会トップへ 自殺−理性=他殺   2006年04月17日  戻る

自殺は、社会の中で、自分の存在意義を見出せなくなり、「社会貢献できない人間は消えるべきである」という、理性から来る発想です。逆に、理性を持たない人間は、自殺を考えたりしません。理性を持たない人間にとっては、自分の存在が一番大切であり、自分にとって邪魔な人間は殺しても良いと考えます。

ここで、理性とは何か?
理性は、人の心であり、その人の本質的なもので、薬等によって変えられるのもではないと、通常考えられていると思います。しかしながら、論理的に考えると、理性もまた、脳の中の化学反応に過ぎません。従って、脳に何だかの化学物質を加えれば、理性が機能しなくなる可能性は充分にあります。

最近、うつ病は、一般的な病気となり、安易に病院へ行き、安易に薬が使われるようです。
うつ病の薬は、抗うつ薬と呼ばれ、脳内ホルモンに作用します。
ノルアドレナリン、セロトニン、ドーパミンといった脳内ホルモンを操作して治療するようです。
抗うつ薬には、副作用が多いようで、この副作用に苦しんでいる人も多いようです。
確かに、抗うつ薬には、落ち込んだ気持ちを向上させる働きがあるのだと思います。そして、うつ病は直るのだと思います。しかし、その副作用で、人間の理性を無くしてしまったとしたならば、たいへん問題です。

現代医療では、脳の治療は、未だ未だ、未知の領域です。
それにも関わらず、様々な治療薬が開発され、実際の人間に使われています。
現在の治療は、医薬品会社が開発した薬を、医者が、人体実験で患者に使っている段階のように思えます。