不正ギリギリでも良い、少しぐらい不正でも良い、不正でもバレなければ良い。 不正ギリギリは、不正ではありません。正当な行為です。 仮に、強い意志を持った社長が、正しい意思を持っていたとしても、その周りの人間はどうでしょうか? 中には、「少しぐらい不正でも良い、不正でもバレなければ良い」と考える人間がいるかもしれません。 ライブドア疑惑のニュースで、ライブドアを退職した人間が、証言するシーンがありました。 あたかも、ホリエモンが「少しぐらい不正でも良い、不正でもバレなければ良い」と考えたかのように証言していますが、これは、その証言者が勝手に考えたことです。つまり、その証言者自身が「少しぐらい不正でも良い、不正でもバレなければ良い」と考えたということです。おそらく、この証言者自身が、自主的に不正に関与していたと考えれます。だから、摘発させる前に、自分から会社を退職したのでしょう。 不正ギリギリでも良い→少しぐらい不正でも良い→不正でもバレなければ良い。 これは、人間の弱さから来る自然な流れと考えれます。 トップの人間がどんなに強い意思を持っていても、周りの人間の中に弱い意志を持った人間がいれば、そこから、会社は崩れていきます。巨大なダムが、一ヶ所の弱い部分の水漏れから始まり、何れダム全体の崩壊に及ぶように、会社は崩れていきます。 社会全体においても同じです。 最初は、強く正しい意志を持ったリーダにより、正しい発想からスタートします。しかし、それを見ていた周りの人間の中には、意志の弱い人間や、悪い意志を持った人間がいます。その人間たちの不当な行為により、小さな水漏れが始まります。さらに、その状況を見た周りの人たちも、安易な不正に向かいます。そして、多くの不当な行為が行われます。何れは、社会全体が崩れることになります。 例としては、談合等が上げられます。 <補足> ライブドアに関しては、不正に関与した人間たちは、自ら退職しているようです。 これにより、不正を行う因子が排除されました。 今後は、正しい方向に向けて、早期に、回復してくれると思います。 |