夢主義社会トップへ いじめ対策:いじめをランク付けで細かく調査集計   2006年11月06日  戻る

生徒が自殺しても、学校側が、いじめを認めないことが多いのは、学校側の考える「いじめ」の定義が、一般世間の常識と異なっているからのようです。

「いじめ」の定義として、学校側は、「自殺に直接つながるレベルのいじめ」が「いじめ」であり、それ以下の「いじめ」は、問題視するレベルではなく、学校側としては、正式な「いじめ」ではないと考えているようです。さらに、実際に自殺が起きても、「いじめ」との因果関係を明確に証明できなければ、「いじめ」ではないと判断するようです。裁判での「疑わしきは罰せず」の精神なのでしょうか?

自殺はめったにあるはずがなく、さらに、「いじめ」との因果関係を明確に証明できるケースは、皆無と言っていいでしょう。結果、学校側としては、「いじめ」は存在しない。対策も必要ない。ということで、しっかりとした「いじめ対策」が取られなかったのだと思います。

そこで、私の考える「いじめ対策」案です。
☆今まで「いじめ」とは考えられていなかったような、「軽い小さないじめ」もしっかり調査する。
☆調査方法は、2種類
 ・一ヶ月毎に、無記名アンケート。
 ・「いじめ」にあたるのでは?と感じた時、または、「いじめ」を見かけた時に随時報告
   ※報告は、本人でも、見掛けた人でも良い。無記名でも良い。
   ※日時、場所、状況を報告してもらいます。
☆調査集計作業は外部業者に委託
 ※アンケートやいじめ報告は、自宅で記入し、外部業者に郵送する。
 ※学校関係者は信用に値しないので、関与させない。
☆個々の「いじめ」の内容を、ランク付けし、5段階評価で集計する。
 ・ランク1:「いじめ」とは感じないが、「いじめ」用語が使われていた。
 ・ランク2:「いじめでは?」と感じた。
 ・ランク3:精神的に傷付いた。
 ・ランク4:ケガをした。
 ・ランク5:自殺した。

このように、「いじめ」とは感じないような「軽い小さないじめ」もしっかり調査することで、「いじめ」の実態を調査することができます。

そして、「相手を思いやる心が大切です」といったような曖昧な指導ではなく、具体的に、このような言葉はダメ、このような行為はダメ、と明確に指導すべきです。

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