夢主義社会トップへ いじめ自殺の原因は、学校に対する幻滅   2006年12月13日  戻る

いじめ自殺に対して、学校や教育委員会が事実関係をなかなか伝えない状況に対して、遺族は、自殺原因などの事実関係を究明するための第三者機関の設置を、文部科学省に請願したそうです。

学校や教育委員会は、「いじめを、自殺の直接の原因と判断するのは難しい」として、判断を先送りにしたり、曖昧に済ませたりしているようです。
そもそも、人の心は曖昧なものです。
1+2=3 といったような明確な答えが出るはずがありません。
答えが出ないから、「いじめが自殺の直接の原因ではない」と結論を出すのは、無責任この上ない対応です。

自殺の直接の原因を判断しようとすること自体に無理があります。
大切なことは、事実を正確に遺族に伝えること、そして、自殺とは関係なく、とにかくいじめを無くすることだと思います。

あえて、いじめ自殺の直接の原因を言うならば、いじめに対して、舌先三寸だけで、具体的な対応をしない学校関係者に対する幻滅だと思います。
もし、いじめを受けても、相談すればしっかり対応してくれる体制があれば、自殺には至らなかったでしょう。
でも、実際には、相談しても、話を聞くだけで具体的な行動を取らない、最悪、さらに、いじめが悪化するのが現状です。
こんなことを考えている内に、今の社会が嫌になり、相談する気力も無くし、生きる意欲を無くし、自殺したということでしょう。

最近、いろいろな偉い人?が、子供たち向けのメッセージを流していましたが、舌先三寸だけで、具体的な行動は何もありませんでした。逆に、「子供たち同士で注意し合って、いじめを無くしてほしい」と、子供たちの精神的負担を増大させるようなメッセージもありました。これでは、自殺は増えるばかりです。

つまり、いじめ自殺の真の原因は、今の学校関係者の対応の悪さにあるということです。そういう意味では、自殺原因などの事実関係を究明するための第三者機関の設置は、たいへん効果的と考えられます。

夢主義社会:いじめ対策(集大成)

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