夢主義社会トップへ 小泉改革は、致命的な欠陥改革!   2007年09月17日  戻る

自民党総裁選で、麻生氏が言っていました。
「小泉改革は、間違っていなかった。しかし、地方や弱者に配慮が必要である。」
つまり、小泉改革は、地方や弱者に対する配慮に欠けた欠陥改革であったということです。

政治は、国民のための政治です。
その国民に対する配慮が欠けていたということは、致命的な欠陥と言えます。

「国の財政が厳しいから削減」
これは、一般的な発想であり、正しい発想です。
しかし、これを、単純に支出を削減したのでは、能がありません。

小泉改革は、単純に支出を削減して、後は、国民で同士で何とかしろ!
と国民に任せたのです。

これに対して、各企業の上に立つ人間たちは、その権限により、歳出削減による痛みを、自分の下の立場の人間に負担させるように行動しました。

企業間では、下請会社に損失を負担させます。
会社の中では、社員を安い報酬で使います。
これにより、上に立つ人間たちは、自分の報酬だけは、しっかり確保します。
結果、地方や弱者にお金が回らなくなったということです。
つまり、上に優しく、下に厳しい社会構造と言えます。

真に構造改革すべきは、この社会構造です。
対策としては、例えば、「年収1千万円以上は税金で没収」といったように税制度を変えれば良いのです。
そうすれば、経営者が一人で多くの報酬を確保することは無駄になります。
結果、今まで、経営者に集中していた報酬が、従業員に分配されます。

<その他の対策>
企業や法人(政治家も含む)に対する様々な助成金・補助金を廃止する。
生活弱者個人に対する補助を増やす。
※企業や法人に対する補助は、結局、それを管理する立場の人間の懐に入ってしまいます。
補助は、あくまでも、生活弱者個人に対して支払われるべきです。