夢主義社会トップへ 年金保険料流用禁止法案は、問題のすり替え   2007年09月22日  戻る

民主党は、年金保険料流用禁止法案を出すそうですが、その前に、直面する年金不明記録の問題に対策を出すべきです。
民主党が参院選で大勝利を収めたのは、年金不明記録問題に対して具体的な対策を期待しての事です。これを行わないと、公約違反です。

民主党が、年金不明記録の問題に具体的な対策を出さないのは、何故か?
それは、年金不明記録の問題を追求する事が、社会保険庁の職員の問題を追及することになるからです。

社会保険庁の職員の労働組合は、民主党を支援しています。
社会保険庁の職員の問題を追及すると、社会保険庁の職員から反感を買い、選挙での票を失うことになります。

このため、社会保険庁の問題を追及せずに、年金問題に対して対応している姿勢をアピールする方法として、年金保険料流用禁止法案を出したということです。年金保険料流用禁止法案では、年金不明記録の問題は何も解決しません。
つまり、問題のすり替えです。

民主党は、年金不明記録の問題に具体的な対策を出すつもりはないようです。
政治家は、本来どうあるべきかではなく、選挙で勝つための行動しかしないようです。