夢主義社会トップへ お金による仮想社会が格差を生む   2007年10月20日  戻る

今の社会は、多分、現実社会ではあると思いますが、本質を考えるに、人間の脳は、お金という仮想の力により管理・支配されていると考えられないでしょうか。
お金をベースにした資本主義社会の理念に基づいて、人々はコントロールされています。
そういう意味で、現代は既に、仮想社会と言えます。

SFの世界での主人公が、空を飛んだり、大きな力を発揮したりできるのは、仮想社会だからです。
今の社会も同じで、お金をベースにした仮想社会であるために、その心一つで、大きな力を手に入れることができます。
本来、個々の人間に大きな力の差はありません。
しかし、お金をベースにした仮想社会であるために、やり方一つで、巨額のお金を手にすることができます。
そのお金により、何でもできることになります。

心一つで、大きな力を手に入れることが可能な社会では、様々なチャンスがあり、楽しい社会と思う人もいるでしょう。
しかし、反面、貧富の格差が拡大し、様々な問題が発生し、人間本来の生きる目的を見失うように思えます。

SFの世界でのコンピュータ管理システムも、現在の資本主義社会システムも、人間が人類のために一番良いと考えて作り出した社会システムです。
しかし、システムには、必ず、バグ(不備)があります。
100%完璧なシステムはありません。
また、時代と共に合わない部分も出てくるでしょう。

「大切なものは、人と物」、「現実に存在するのは、人と物」であることを忘れないでほしいと思います。
お金という仮想の媒体を無くして、実在する人と物に回帰して、人間本来の目的である夢に向かって歩ける社会が「夢主義社会」です。