夢主義社会トップへ 所得税増税で悪意が低下、 社会貢献意欲は低下せず   2007年12月18日  戻る

今の勝ち組は、マネーゲームでの勝者です。
彼らの努力とは、マネーゲームで勝つための努力です。
舌先三寸で要領よく振舞って、利を得ました。
(談合・癒着・偽装・不正等)
良い商品・サービスを、社会に提供するための努力ではありません。
人類の未来に役立っていません。

本来、地道にコツコツ物作りをしている人が報われる社会であるべきです。
そうでないと、だれも物作りをしなくなってしまいます。

本来、一人の人間が行える労働には、限りがあります。
収入を労働の対価という観点から考えると、桁違いに大きな収入の差があるのは、不自然です。逆に言うと、労働の対価以上に収入を得たということです。これは、労働を伴わないマネーゲームだから得ることができた収入ということです。

そういう収入には、高い税率を掛けて回収するのが、国としての適切な対処と言えます。

所得税を増税すると、勤労意欲が低下すると言われていますが、
低下するのは、金儲けの意欲です。
社会貢献したいという意欲は低下しません。

ボランティア活動を行う人を見れば分かるように、社会に役立つ労働にお金という報酬は不要です。

所得税の増税により、社会貢献したいという意欲は低下せず、
金儲けの意欲(悪意)が低下するということは、
たいへん良い社会に向かうということです。