夢主義社会トップへ 地球温暖化:文明は火で始まり、火で滅亡?   2007年06月12日  戻る

地球温暖化の原因は、「人類が火を使い始めたから」と考えられないでしょうか。
人類が他の動物と大きく異なるのは、火を使うことです。
人類は、火を使うことで、文明を発展させてきました。
そして、今、その火によって、地球温暖化を引き起こし、人類滅亡に至ろうとしています。

SF物語では、大きな力(エネルギー)を手にした人類が、その大きな力をコントロールできずに滅亡する
といった話があります。
その大きなエネルギーとは、原子力といったようなエネルギーではなく、すでに日常的に使われている火なのかもしれません。
マッチ一本程度の火ならば、問題無いと思うかもしれません。
でも、その小さな火を全人類が使っているのが現状です。
小さな火も、全人類が使うことで、大きな火となり、地球温暖化を引き起こしているようです。

火は、物を短時間に焼き尽くして灰にしてしまいます。
通常の生命活動では、生命の体の中で、緩やかに化学反応が進みます。
この緩やかな化学反応こそが、自然と調和した生き方と言えるでしょう。

バイオガソリンが環境に良いという話がありますが、従来の農作物は、二酸化炭素の吸収に一役買っていました。そして、その農作物を、人間も含めた動物が食べることにより、CO2はあまり出ていませんでした。それを、ガソリンとして燃焼させてしまうと、二酸化炭素の排出は従来よりも急激に増えます。

人間も含めて動物は、穀物の栄養を吸収後、残りを排出します。
そして土に返します。
これが、自然の摂理に適った生命活動です。

動物が食べるべき穀物を、バイオエタノールに変えて車で燃焼させる行為では、桁違いに早く穀物を消費します。土に返る物質も減ります。人工的に行う行為は、適度を知らないようです。これが、自然のバランスを崩しています。

バイオガソリンを利用するよりも、車をできるだけ利用しないようにすることが大切だと思います。
車を使いたいならば、燃料電池自動車に移行すべきです。
燃料電池は、水素+酸素=水となり、二酸化炭素等の排気ガスを全く出しません。
燃料電池自動車が普及すれば、バイオガソリンは不要です。

水素は、砂漠等で太陽電池で作れば良いと思います。
砂漠で穀物を育てるのは難しいですが、太陽電池を設置するのは簡単ではないでしょうか。