夢主義社会トップへ 労働と遊びは違うの?   2008年01月11日  戻る

労働と遊びの違いは、何なのでしょうか?
お金を得られるか否かなのでしょうか?
ボランティアは、お金を貰えないので遊びでしょうか?
野球は遊びだと思います。でも、プロ野球は、お金を貰えます。
泥棒や詐欺は、儲かるようですが、労働でしょうか?

私は、労働と遊びに、明確な違いは、無いのだと考えます。
強いて言うならば、労働は「他の人のため」で「苦労が付き物」といったところでしょうか。
逆に、遊びは「自分のため」で「楽しいだけ」ということになりそうです。

今の子供たちは、勉強以外は、遊びのようです。
昔、子供は、親の手伝いをして働くことが多かったと思います。
親の手伝いをして働く中で、大人社会を学んでいたと思います。

今の子供たちは、勉強以外は、遊びなので、大人社会を学ぶ機会がありません。
そして、そのまま大人になります。

子供同士で遊ぶ中で、人間関係を学んでいるのは確かでしょう。
でも、それは、大人社会から直接学んでいません。
子供たちの頭の中にあるのは、勝手に作り出した「おもちゃの社会」と言えます。

やがて子供が大人になると、「おもちゃの社会」しか知らない状態で、現実の大人社会に入り込むことになります。
「おもちゃの社会」と「現実社会」とのギャップで戸惑うケースもあるでしょう。
「おもちゃの社会」の感覚で行動して、非常識な行動に至るケースもあるでしょう。

サラリーマン世帯が増えた現代社会では、子供が大人社会に接する機会が減るのは仕方の無い事でしょう。
でも、それが、現代社会の様々な問題点の一因になっているように思えます。

逆に、最近は、親が子供と一緒に遊ぶようにしているようです。
残念ながら、この行為では、子供が大人社会を学ぶ事にはなりません。
むしろ、子供は、一緒に遊ぶ親を見て、「大人も毎日会社で遊んでいるんだ」と認識するでしょう。

私は、子供に、労働をさせるべきだと考えます。
学校から帰ったら遊びではなく、労働をさせるべきです。
炊事・洗濯・掃除でも良いと思います。
また、地域のボランティア活動に参加するのも良いでしょう。
労働には「苦労が付き物」です。
その苦労の経験こそが、社会人を育てます。

<追伸>
夢は社会貢献であるべきです。