夢主義社会トップへ 優秀=ズル賢い?   2008年02月21日  戻る

イージス艦の乗組員は、エリートなのだと思います。
他にも、政治家や企業のトップは、エリートなのでしょう。
でも、最近の社会情勢の中で、知恵を絞ると、どうしても悪の方向に向かうようです。

舌先三寸で要領よく振舞うことで、楽して利を得ることができるのが、現代社会です。
楽して利を得たいと思うのは、人の本能です。
それが、社会のためになり、合理的で、無駄を省くことなら良いのですが、
私利私欲のために他人を犠牲にしたのでは問題です。

今回のイージス艦の事故も、そんなところが真の原因なのかもしれません。

でも、
大きな船が通るときに、小さな船が避けるのは、強引と見えますが、合理的でもあります。
大きな船が、小さな船を避けながら、蛇行運転をしたのでは、小さな船は、どっちに避ければ良いのか迷います。
そういう意味で、イージス艦が一直線に進んで、漁船が避けるのは、合理的と言えます。

イージス艦側の、回避行動にも問題があるのでしょうが、
漁船側が、何故、大きなイージス艦を避けることができなかったのかも問題です。

おそらく、事故の直前に、他の漁船が、イージス艦の前方向を横切ったそうですので、
それを見て、衝突された漁船も、渡れると思ったのではないでしょうか?