夢主義社会トップへ 子供の心は教育で作られる   2008年05月05日  戻る

聖火リレーでは、中国国旗で埋め尽くされているようです。
中国人の若者は、愛国心が豊富で、率先して国のために頑張るようです。

この状況を見て、日本政府は、羨ましく思っていることでしょう。
「日本の若者も、国のために頑張ってくれるといいのに」
と思っていることでしょう。

日本では、最近、学校教育に、愛国心教育が盛り込まれているようですが、
これは、中国の愛国心教育を羨ましく思ってのことでしょう。
確かに、無差別殺人や自殺よりは、良いかもしれません。

但し、子供が学ぶのは、学校だけではありません。
子供が目にするもの、耳にするもの、全てが教育です。

今の日本社会では、大人も子供も同じ様に情報を得ることができます。
もしかすると、毎日、仕事に追われている大人よりも、テレビを見る時間が長い子供の方が、今の社会の情報を多く得ているかもしれません。
そして、何よりも、子供の方が、記憶力・理解力において優れています。
子供たちは、テレビドラマや映画の仮想社会を見て、さらに、ニュース等で現在の大人社会の状況も見て、子供たちの頭の中で、どのように認識され、どのような結論を導き出しているのでしょうか。
仮想社会と現実社会の区別は付いているのでしょうか。
計り知れないものがあります。

中国では、報道制限で、情報を厳しく取り締まりしているようです。
ここまで行ったからこそ、若者に愛国心を植え付けられたのでしょう。
流石は、中国4000年の知恵です。

しかし、グローバル社会において、愛国心は、争いの元になるだけです。
この辺は、中国は、4000年前から発想が進歩していません。

本来、子供に必要な心・精神は、夢を大切に考える心です。
夢とは、社会貢献です。
社会貢献とは、自分のためではなく、社会のためです。

逆に、欲望は、自分のためです。
現代社会では、夢と欲望が同じように扱われているために、
「欲望が大切」「欲望を育てる」となり、
結局、学校では、欲望(悪意)を育てるに至っているように思えます。

<追伸>
「夢主義社会」に、お金はありません。
人々は、夢を追い求めます。
報酬は、次の夢に挑戦できる権利です。