日本株下落の原因は、公的年金の売り? 2008年10月08日
サブプライム問題で世界の株式市場が下落していますが、 日本の株式市場は、サブプライム問題以前から、上値が重かったように思います。 この日本株の低迷・下落は、年金の運用が原因では?と考えています。 公的年金の運用は、年金積立金管理運用独立行政法人が行っているようです。 実際の運用は信託銀行に依頼しているようです。 おそらく、 公的年金を運用している信託銀行が、ある程度、株が上がると、一生懸命売っているのでしょう。 バブル崩壊で大きな損失を出したので、再び損失を出さないように慎重になっているのでしょう。 この行為が、日本株の上値の重しになっていると思われます。 株は、上昇すべき時に大きく上がることができないと、その後大きく下がることになります。 最近の株の下落においても、損失を抑えるために、一生懸命売っているのでしょう。 この結果、米国よりも大きく下がっています。 株は、だれかが買い上げることをしない限り、大きく上がることはありません。 巨額の資金を運用する公的年金の運用方針が、 「底値で買って、上値ですぐに売る。さらに、損切りで売る。」 だと、日本の株式市場は、低迷するばかりです。 日本の景気の低迷は、公的年金の運用が、真の原因だったりして・・・ そもそも、株で儲けるという事は、だれかが損をしている訳です。 だれかに損をさせて、公的年金が儲けるのは、如何なものかと思います。 このように考えると、公的年金の運用を、株に回すべきではないと思います。 では、どのように運用すれば良いのか? 私が思うには、公的年金にお金を預けるから、運用が必要になるのです。 だったら、公的年金制度を廃止すれば良いのです。 公的年金制度を廃止して、生活保護に統一すべきです。 最低限の生活は国が保障し、豊かな生活は各自で民間の年金制度を利用すれば良いのです。 国にお金を預けておくと、どんどん消えてしまいます。 <余談> 信託銀行の社員の中に、日本の年金運用方針(損切りの基準等)の情報を、海外のヘッジファンドに洩らしている人がいたりして? 現状の公的年金の運用では、海外のヘッジファンドの格好の餌食になってしまいます。 株に手を出すならば、海外のヘッジファンドと戦って勝つぐらいの気合が必要です。 のんびり長期投資を行っていると、どんどん資産が消えてしまいます。 <追伸> 以前、株は景気の先行指標でした。 でも今は、株式市場が実体経済を動かし、景気を左右するようになりました。 個々の企業業績は、景気に直接関係無くなりました。 逆に、株式市場の低迷が原因で、景気が落ち込み、さらに企業業績も低下することになります。 こんなマネーゲームは、廃止すべきでしょう。 「夢主義社会」に、お金はありません。 人々は、夢を追い求めます。 報酬は、次の夢に挑戦できる権利です。 |