夢主義社会トップへ 公的資金投入で利を得る大手銀行   2008年10月14日  戻る

アメリカのサブプライム問題の解決策として、
かつての、日本の金融危機での政策を参考にして、
世界各国で、銀行への公的資金投入が始まるようです。

公的資金投入では、大手銀行の経営者が利を得ます。

投入された公的資金

まず最初に、この公的資金の中から
大手銀行の経営者が自分の報酬を得る。

残りを中小の銀行に貸し出す。
中小の銀行の経営者が自分の報酬を得る。

残りを中小の企業に貸し出す。

お金は、常に上から下へ流れて来ます。
ですから、上の地位にいる人間が多くの利を得られます。

このために、上の地位にいる人間は、ばら撒き方の行政を望みます。

<余談>
米国では、公的資金投入した銀行の経営者の報酬に制限を加えるそうですが、
最低賃金レベルまで下げるべきでしょう。
さらに、個人資産を全て没収すべきでしょう。

そういえば、約5年前の日本の銀行への公的資金投入では、
「公的資金を返すまで無報酬で働く」と言った経営者もいたと記憶しています。


<補足>
人・物・金が、経済の3大要素と言われています。
でも、実在するものは、人と物です。
お金は、人が物を得るために、便宜的に考え出した仮想のものです。

金融ビッグバンは、この仮想のお金に注目して、膨張させた訳です。
実体が伴わないので、簡単に膨張させられます。
でも、実体とのギャップが広がり、何れは、収縮を始めます。

本来、大切なものは、人と物です。
人は、物を作るための生産者であり、また同時に、物を消費する消費者でもあります。
多くの人たちが、多くの物を作ることにより、人類の未来へと続きます。

本来の成長路線は、お金ではなく、人と物をベースに考えるべきです。
それが、「夢主義社会」です。

<追伸>
「夢主義社会」に、お金はありません。
人々は、夢を追い求めます。
報酬は、次の夢に挑戦できる権利です。