巨額公的資金で金融ブラックホールは消滅したか? 2008年10月14日
アメリカのサブプライム問題の解決策として、 かつての、日本の金融危機での政策を参考にして、 世界各国で、銀行への公的資金投入が始まるようです。 確かに、金融ビッグバンで生じた金融ブラックホールは、 それ以上のエネルギー(お金)で破壊・消滅することは可能でしょう。 でも、それを行うと、小さなお金は全て吹き飛んでしまうでしょう。 ばら撒かれた公的資金(巨大なエネルギー)を、 うまく取り入れる事ができた人が、一気に成り上がり、 うまく取り入れる事ができなかった人は、吹き飛んでしまうでしょう。 巨大な企業は、巨大なエネルギー(公的資金)をしっかり受け止められるのでしょう。 結果、貧富の格差は、ますます広がります。 <補足> 人・物・金が、経済の3大要素と言われています。 でも、実在するものは、人と物です。 お金は、人が物を得るために、便宜的に考え出した仮想のものです。 金融ビッグバンは、この仮想のお金に注目して、膨張させた訳です。 実体が伴わないので、簡単に膨張させられます。 でも、実体とのギャップが広がり、何れは、収縮を始めます。 本来、大切なものは、人と物です。 人は、物を作るための生産者であり、また同時に、物を消費する消費者でもあります。 多くの人たちが、多くの物を作ることにより、人類の未来へと続きます。 本来の成長路線は、お金ではなく、人と物をベースに考えるべきです。 それが、「夢主義社会」です。 <追伸> 「夢主義社会」に、お金はありません。 人々は、夢を追い求めます。 報酬は、次の夢に挑戦できる権利です。 |