政府は、追加経済対策として、全世帯に給付金を支給するそうです。 これは、明らかに、ばら撒きですが、今の状況では、必要なばら撒きです。 それも、公平なばら撒きです。 従来は、メリハリのある予算配分とか言って、不公平なばら撒きが行われていましたが、 今回のばら撒きは、文句無しの公平なばら撒きです。 今は、消費者が必要以上に過剰な防衛に入っています。 経済とは、お金の流れです。 消費者が必要以上に過剰な防衛に入ってしまうと、お金が流れなくなり、経済が成り立たなくなり破綻します。 ばら撒きによって、「必要な時には、国がお金を出すよ」という安心感を国民に与える事ができます。 これにより、消費者の過剰な防衛意識を緩和できます。 でも、お金のバラ撒きを見ていると、「お金って何なんだ?」と考えさせられます。 経済とは、お金の流れと言えるでしょう。 水と同様に、お金も上から下に流れるようです。 <上流> 1.政府がばら撒く 2.それを各企業が受け取る 3.企業の経営者に優先配分 <中流> 4.残りを従業員に配分 <下流> 5.その経営者・従業員の消費で、農業・漁業を含めた自営業にお金が渡る 企業経営者は、従業員への配分を増やさない事で、自分たちの財産を増やします。 従業員は、消費を控える事で、自分たちの財産を増やします。 このように考えると、今の社会では、全てが、ばら撒きに基づいていると言えます。 ばら撒かれたお金を、要領よく自分の懐に入れた人がお金持ちになれます。 要領よく自分の懐に入れるには、より上の地位にいた方が、都合が良いようです。 このお金の流れが格差を生み出しています。 ところが、今回の、全世帯に給付金を支給する対策は、 上下関係を考慮せず、全ての人に平等に支給されます。 大変素晴らしい政策と言えます。 お金は、国が発行しています。 国民が互いに協力して、人類の未来に歩む際に、 物や労働の対価として利用してもらうために、お金を発行しています。 お金が大切なのではなく、一人一人が人類の未来に向けて歩む事が大切なのです。 お金は天下の回り物です。 お金を得たという事は、お金を使う権利を得たということです。 権利は、義務と背中合わせです。 しっかり稼いだ方は、しっかり使う義務があります。 貯金が、景気を低迷させています。 日本には、生活保護制度があります。 困ったときには、国に助けてもらえば良いのです。 ですから、安心してガンガンお金を使いましょう。 物を買う事は、物作りを行う人を、応援する事でもあります。 <追伸> 巨額の公的資金が投入されている状況を考えると、 資本主義は、既に、破綻しているのではないでしょうか? 「3年後に、消費税率引き上げをお願いしたい」と言っていましたが、 おそらく、3年後には、日本は財政破綻しているでしょう。 米国大統領選挙で、オバマ候補は社会主義的な発想と言われているようです。 資本主義が破綻した以上は、社会主義への転換も一つの案でしょう。 そこで、新しい社会構造を考えて見ませんか? 「夢主義社会」に、お金はありません。 人々は、夢を追い求めます。 報酬は、次の夢に挑戦できる権利です。 「夢主義社会」は、全ての人が自由であり、夢を持ち、その夢に向かって歩ける社会です。 「夢主義社会」 人類が真に目指すべき社会構造 |