夢主義社会トップへ 企業の中もばら撒き※お金って何だ?   2008年10月31日  戻る

政府は、追加経済対策として、全世帯に給付金を支給するそうです。
これは、明らかに、ばら撒きですが、今の状況では、必要なばら撒きです。
それも、公平なばら撒きです。

従来は、メリハリのある予算配分とか言って、不公平なばら撒きが行われていましたが、
今回のばら撒きは、文句無しの公平なばら撒きです。

今は、消費者が必要以上に過剰な防衛に入っています。
経済とは、お金の流れです。
消費者が必要以上に過剰な防衛に入ってしまうと、お金が流れなくなり、経済が成り立たなくなり破綻します。

ばら撒きによって、「必要な時には、国がお金を出すよ」という安心感を国民に与える事ができます。
これにより、消費者の過剰な防衛意識を緩和できます。

でも、お金のバラ撒きを見ていると、「お金って何なんだ?」と考えさせられます。

経済とは、お金の流れと言えるでしょう。
水と同様に、お金も上から下に流れるようです。

<上流>
1.政府がばら撒く
2.それを各企業が受け取る
3.企業の経営者に優先配分
<中流>
4.残りを従業員に配分
<下流>
5.その経営者・従業員の消費で、農業・漁業を含めた自営業にお金が渡る

企業経営者は、従業員への配分を増やさない事で、自分たちの財産を増やします。
従業員は、消費を控える事で、自分たちの財産を増やします。

このように考えると、今の社会では、全てが、ばら撒きに基づいていると言えます。
ばら撒かれたお金を、要領よく自分の懐に入れた人がお金持ちになれます。
要領よく自分の懐に入れるには、より上の地位にいた方が、都合が良いようです。
このお金の流れが格差を生み出しています。

ところが、今回の、全世帯に給付金を支給する対策は、
上下関係を考慮せず、全ての人に平等に支給されます。
大変素晴らしい政策と言えます。


お金は、国が発行しています。
国民が互いに協力して、人類の未来に歩む際に、
物や労働の対価として利用してもらうために、お金を発行しています。
お金が大切なのではなく、一人一人が人類の未来に向けて歩む事が大切なのです。

お金は天下の回り物です。
お金を得たという事は、お金を使う権利を得たということです。
権利は、義務と背中合わせです。
しっかり稼いだ方は、しっかり使う義務があります。
貯金が、景気を低迷させています。

日本には、生活保護制度があります。
困ったときには、国に助けてもらえば良いのです。
ですから、安心してガンガンお金を使いましょう。

物を買う事は、物作りを行う人を、応援する事でもあります。



<追伸>
巨額の公的資金が投入されている状況を考えると、
資本主義は、既に、破綻しているのではないでしょうか?

「3年後に、消費税率引き上げをお願いしたい」と言っていましたが、
おそらく、3年後には、日本は財政破綻しているでしょう。

米国大統領選挙で、オバマ候補は社会主義的な発想と言われているようです。
資本主義が破綻した以上は、社会主義への転換も一つの案でしょう。

そこで、新しい社会構造を考えて見ませんか?

「夢主義社会」に、お金はありません。
人々は、夢を追い求めます。
報酬は、次の夢に挑戦できる権利です。

「夢主義社会」は、全ての人が自由であり、夢を持ち、その夢に向かって歩ける社会です。

「夢主義社会」 人類が真に目指すべき社会構造