田母神前航空幕僚長は、日本は自由民主主義の国だからと言っていました。 民主主義とは、民衆の総意によって、国の方向性が決まるという事です。 その民衆の総意に基づいて行動するのが、自衛隊の仕事です。 自衛官一個人の考えで、好き勝手に戦争を始められたのでは、大変な事になります。 仕事上において、自衛官個人の考えは、不要です。 一般人(文民)が、政府見解に反する論文を発表するのは自由です。 しかし、航空幕僚長という地位と報酬を得ている軍人が、政府見解に反する論文を発表するのは大問題です。 見方によっては、テロリスト・スパイ・クーデター・反逆・共謀罪といった分類の事件と言えます。 おそらく、軍事クーデターのような行為は、田母神前航空幕僚長のような軍人が引き起こすのでしょう。 田母神前航空幕僚長の発想で行くと、「軍事クーデターも自由」という事になりそうです。 こうなると、無差別殺人を行う狂った人間と同等です。 愚かな戦争は、軍の暴走によるものだという話しがあります。 太平洋戦争末期に、日本軍が沖縄の住民に集団自殺を強要したという話しもあります。 未だに、自衛隊の中では、そういう危険な狂った発想を持った人間がいるようです。 田母神前航空幕僚長は、文民統制(シビリアンコントロール)の意味を理解しているのでしょうか? 自衛隊幹部全員に「文民統制についての論文」を書かせ、チェックすべきです。 |