赤ちゃんは、母親のお腹の中で、進化の歴史を一気に辿ります。 ※魚類→両生類→爬虫類→哺乳類→ヒト(妊娠8週目) 実は、産まれてからも、それは未だ継続しているのです。 その成長過程に、最新の技術で作った物を与えると、進化の歴史を正しく辿れなくなります。 その結果、体や精神に異常を生じることになります。 切れ易い子供が増えているのは、原始時代と大きく異なる現代の生活環境が原因だと思います。 本来は、大自然の中で、子供は育つべきなのです。 アスファルトとコンクリートの環境では、違和感があり、子供たちはストレスを感じます。 それが、子供たちを切れ易くしているのだと思います。 他にも、アレルギーの子供が増えたのは、余りにも清潔な生活環境が原因との話があります。 生後一歳までの間に、家畜に接していた子供は、アレルギーになりにくいそうです。 人と人が話をする方法も、昔は、対面で会話をしていました。 それが、電話やネット上の掲示板で会話をするようになりました。 この変化が、子供の精神にどのように影響しているのか、今の医学では分かりません。 子供が社会性を身に付けるのも、成長過程の一つと言えます。 社会性を身に付けるには、年数が必要です。 それが一般的には20年と考えれば分かり易いでしょう。 その間に、大人が額に汗しながら、人類の未来のために頑張っている姿を、子供に見せることで、子供は、社会性を身に付ける事ができます。 ところが、現代社会は、欲望社会です。 面白可笑しく楽しくが基本です。 大人が子供に接するのは、大人が子供と一緒に遊ぶ時です。 サラリーマンが増えた現代社会では、子供は、大人が苦労している現場を見ることができなくなりました。 これでは、子供は、社会性を身に付けないままに大人になります。 社会性は、言葉で説明しても身に付けられません。 周りの大人の行動を見ることで身に付けられます。 大人がどんなに正しい事を説明しても、裏で悪い事をしていると、 子供も、表面は良い子でも、裏で悪い事をします。 行動が伴わない言葉は、不信感を与えるだけです。 子供の成長期は、正しい大人になるために、大変大切な時期です。 この時期に、安易に、新しい物を与える事は、正常な成長を妨げ、子供の精神に異常を来たす事になります。 |