夢主義社会トップへ ワークシェアリングの前に、経営者の報酬を下げろ!   2009年01月07日  戻る

雇用対策として、経営者側からワークシェアリングという話しが出ているようです。
でも、ワークシェアリングという名目で、従業員の給与を下げたいだけではないでしょうか?
従業員の給与を下げて、少ない報酬に慣らせておき、
景気が回復しても、「未だ、景気回復していない」等と言って、
その低水準を維持すれば、継続して安い賃金で従業員を雇えます。

景気の良い時期にも、大企業の経営者は従業員の給与を上げませんでした。
そして、経営者自身は、高い報酬を得ていました。

大企業の経営者は、単に、従業員を安く扱き使って、その利益を自分の報酬にしているのです。
これが、格差を拡大しています。
逆に言えば、大企業の経営者の高い報酬は、格差によって維持されているという事です。

経営者は、会社が赤字でも、高い報酬を得ています。
これが狂った社会構造であり、格差を固定化しています。

経営者は、会社の利益から、従業員にしっかり給与を支払い、株主に配当を支払い、もし余ったならば、自分の収入にしても良いと思います。
赤字の場合は、報酬無し、場合によっては、自分の資産を使って、赤字を補うべきです。

ワークシェアリングも良いのですが、問題は報酬をどうするかです。
まずは、経営者の報酬を下げるべきでしょう。
赤字の会社は、経営者の報酬をゼロにすべきです。

経営者は責任者です。
その責任者が、一番痛みを感じるのが筋道でしょう。
二番目は、管理職が痛みを感じるべきでしょう。
一般従業員には責任が無いのですから、痛みを分かち合うのは筋違いです。