夢主義社会トップへ 消えた構造改革※財政破綻は近い!   2009年08月22日  戻る

今回の選挙では、構造改革を唱える政党がありません。
構造改革を行わずにお金をばら撒いても、経済の自律回復にはつながりません。
お金のばら撒きが終わると、再度景気後退を始めます。

「構造改革無くして、日本経済の活性化無し」

先日の麻生総理の言葉では、
「自民党は保守なので、日本に革命を起こすつもりはありません」
と言っていました。
つまり、構造改革を進めるつもりはないという事です。
小泉構造改革を否定して、昔の自民党に戻ったようです。
また、産業革命、IT革命も進めないという事のようです。
そして、財政赤字を放置したまま、お金をばら撒くようです。
これでは、数年の間に、財政破綻でしょう。

民主党も、ばら撒く先が少し違うだけで、結局、ばら撒きです。
構造改革の言葉がありません。

そもそも、小泉構造改革は、「このままでは日本は財政破綻してしまうので、構造改革が必要」という事で始めたはずです。
その構造改革を諦めると言う事は、財政破綻の道をたどるということです。

麻生総理は、「日本経済は全治3年」と言っていました。
ほんとうは、「余命3年」なのではないでしょうか?

無能な医者が、余命3年のガン患者に、本当の事を言わず、全治3年と言って期待を持たせます。
ガン患者は、何の心の準備も無いままに、3年後亡くなります。
ほんとうは、有能な医者であれば、正しい処置で、助けられたでしょう。

本来、日本の底力は、地道にコツコツ頑張れる気質です。
ところが、お金のばら撒きにより、要領よく振舞えば、頑張らなくても楽して生きて行けます。
その筆頭が、官僚です。
ですから、官僚たちは、お金のばら撒きを止めたくありません。
官僚たちは、自分たちの居座るポストを作るために、様々な制度を作りたがります。
年金、医療、介護等の保険制度は、官僚たちのために作られたのです。

本来必要な構造改革は、これらの制度を全て廃止して、自由にする事です。
これが本来の規制緩和です。
これにより、行政の無駄が無くなり、国民の負担が減り、景気が回復します。

国が行うべきは、国民の最低限の生活を守る事です。
今回の金融危機でも、セーフティラインがしっかり機能していれば、何の問題もありませんでした。

但し、今の生活保護制度は見直す必要があります。
まず、衣食住の現物支給にすべきです。
さらに、働ける人には、強制労働させるべきです。
企業への就職を斡旋するのではなく、国として、単純労働を用意すべきです。
労働内容は、清掃、草刈、ゴミの分別、耕作放棄地の手入れ、森林の間伐、等。
最近の自然災害でも、このような労働者が求められています。

<補足>
小泉構造改革は、日本の財政健全化の最後のチャンスだったと思われます。
このチャンスに失敗したため、今後は、財政破綻の道をたどる可能性が高いです。
財政破綻の混乱を避けるには、早めに資本主義を諦めて、新しい社会構造にチェンジする必要があります。

今回、巨額の景気対策を行ったので、一時的には少し景気回復すると思いますが、1〜2年で息切れするでしょう。
その前に、お金に依存しない社会構造に転換する必要があります。

お金に依存しない社会構造とは、人と物に着目して、需給のバランスを取る社会構造です。
需給のバランスをコンピュータ管理で行います。
お金に依存しなければ、金融危機も財政破綻も関係ありません。



夢主義社会」では、お金を廃止して、代わりに、夢を競います。
夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。