衆院選挙総括:結局、お金が欲しくて汚き一票 2009年09月03日
衆院選挙で、国民はどのような判断で一票を投じたのでしょうか? 一人一人の立場別に、整理して見ました。 ■従来の、ばら撒き型の行政に満足している人→自民党 ■ばら撒きの矛先をチョット変えて欲しいと思う人→民主党 ■ばら撒きを止めて、地道にコツコツの政治を望む人→共産党 今の社会では、政府がばら撒いたお金を、要領よく自分の懐に入れた人がお金持ちになれます。 従って、自民党を指示する人たちは、従来のばら撒き方で利益を得られた人たちです。 これに対して、ばら撒きは良いが、ばら撒きの矛先をチョット変えて、自分のところへばら撒いて欲しいというのが、民主党を指示する人たちです。 今回の政策では、高齢者と子供を持つ家庭の人たちです。 ばら撒かれたお金を要領よく手に入れるには、「騙し騙され騙し返す」という競争で、勝つ必要があります。 このような愚かな競争をしたくないという善良な人たちが指示するのが、共産党です。 つまり、 ■「従来のばら撒き方で利益を得られた人たち」の人数が、自民党の票数 ■「高齢者と子供を持つ家庭の人たち」の人数が、民主党の票数 ■「善良な人たち」の人数が、共産党の票数 という感じです。 結局は、多くの人たちが、目先のお金が欲しくて、汚き一票を投じたと考えられます。 「お金が欲しい」というのは、「欲望」です。 「欲望」は「争い」を招き、「破滅」に至ります。 今の日本は、財政破綻に向かっています。 <補足> 今の社会では、何をするにも先立つものはお金であり、お金がないと何も始められません。 お金が無いと、通常の生活さえも維持することができません。 どんなに素晴らしい夢を持っていても、その夢に向けて歩き始めることができません。 逆に、夢を持っていなくても、要領よく振舞えば、お金を手にすることができます。 むしろ、夢や理性を捨てた方が、多くのお金を手にすることができるようです。 また、大きな夢を持って歩いている人も、多くのお金を手にした途端に、自分本来の夢を忘れ、お金儲けが自分の夢であるかのように錯覚し、暴走してしまいます。 お金は、人間の欲望が作り出した悪魔なのかもしれません。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |