友達100人作るんだは、腐敗社会の鏡 2010年04月25日
本来、学校は、勉強する場所です。 でも、いつの間にか、学校は、友達を作る場所になったようです。 その結果、他力本願になり、応用力の低下につながっているようです。 「1年生になったら友達100人作るんだ」 これは、子供たちが大人社会をよく見ているからです。 今の日本社会では、学ぶことよりも、人間関係の方が大切です。 人間関係を使い、舌先三寸で要領よく振舞えば、地位・名誉を得られ、お金も得られます。 政治家や官僚は、人間関係によりその地位を得ました。 さらに、会社の中での上下関係も、人間関係により決まります。 この現実を、子供たちはしっかり見ています。 その結果が、「友達100人作るんだ」という言葉に現れています。 <補足> 大学では、一人で食事をできない学生が増えているそうです。 「あいつ、友達がいないんだ」 と思われそうで、一人で食事をできないそうです。 この原因は、小学生の頃から、学校で友達を作るように教育されてきたためです。 学校では人間関係重視の教育が行われています。 その人間関係を利用したのが、いじめっ子です。 一人で本を読んでいると、 いじめっ子がやってきて、 「何で一人で本を読んでんだ」 「友達いないんだろう」 「俺が友達になってやるから、お金をよこせ」 という感じです。 いじめっ子は、人間関係を利用して利を得る人たちです。 そういう意味で、政治家は、いじめっ子です。 いじめっ子の仲間にならないと、自分がいじめられるので、 仕方なくいじめっ子の仲間になる子供も多いようです。 一般社会でも、人間関係の輪に入らないと、村八分になります。 ですから仕方なく人間関係の輪に入っている感じがします。 また、将来の夢を持たない学生も増えているそうです。 人間関係重視で、周りに流されている間に、本来の自分を忘れてしまったのでしょう。 本当は、夢が一番大切なのです。 夢とは、人類の未来につながる社会貢献です。 自分の夢を実現するために、必要な仲間を探します。 「必要な時に、必要な相手と、必要な範囲の人間関係」が大切です。 ところが現代社会では、目的が無いままに人間関係を作っています。 明確な目的を持たないままに人が集まると、欲望に向かいます。 人間関係重視社会では、自分は努力せず、相手に期待します。 その結果が、応用力の低下です。 裏切りと感じるのは、相手への過剰期待に起因するようです。 他力本願では、活力を失い、景気が低迷するのは当然でしょう。 今の日本の、様々な問題のほとんどは、人間関係重視の教育にあります。 いじめ、自殺、詐欺、談合、癒着、偽装、 行政の無駄、財政赤字、応用力の低下、景気低迷、 国民一人一人が、人間関係よりも夢を大切に考えるようになれば、 自ずと正しい議員が選ばれ、日本は正しい方向に向かうでしょう。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |