裁判員裁判では、保護観察付き判決を出すケースが増えているようです。 おそらく裁判員の人たちは、自分の判断に自身が無いので、保護司に任せた感じです。 でも、裁判員の人たちは、保護司の現状を知りません。 保護司の実態を知らないままに、保護司に任せようとするのは、無責任極まりない判決です。 保護司はボランティアだそうです。 犯罪者の更生は、たいへん難しい事です。 安易に保護観察を付けずに、実刑で刑務所で対応すべきでしょう。 そもそも、犯罪は何故起きるのか? この点から考えなければ、正しい判決を出すことはできません。 また、犯罪者の更生もできません。 さらにその前に、人間とは何かを考える必要があります。 人間に限らず全ての生命は、周囲の環境に条件反射しているだけに過ぎません。 犯罪も、特定の習性を持った人間が、特定の環境に遭遇した結果、条件反射的に取った行動と考えられます。 したがって、再犯を防ぐには、犯罪者の更生以外に、周囲の環境を変える必要があります。 <補足> 現在の刑法は、犯罪者の更生を目的にしているようです。 犯罪者を刑務所で更生させて、社会に復帰させる事を基本に考えています。 このため、「更生が不可能な場合、死刑」という論理になります。 でも、人間は、使い方次第で、いくらでも社会の役に立ちます。 少なくとも、今の技術レベルでは、人間より優秀なロボットを作ることはできません。 しっかりとした監視体制の下で、強制労働に従事してもらえば、労働不足解消に役立ちます。 そんな人間を、更生ができないという理由で死刑にするのは、もったいないと思います。 これは、犯罪者の更生を目的にした今の制度に問題があるのではないでしょうか? 更生よりも、賠償を第一に考え、一生涯を掛けて償ってもらう制度に変えるべきだと思います。 死刑に代えて、 ・奴隷の刑 ・人権剥奪の刑 というのは如何でしょうか? 死刑を廃止すれば、刑事責任能力を巡って、長々と無意味な裁判を行わずに済みます。 心神喪失とか心身衰弱のような精神論を議論するのは、時間の無駄です。 「犯罪者は、犯罪を行う機械」と考え、回りに迷惑を掛けない場所で、しっかり監視された環境で強制労働させるべきです。 裁判員制度の目的は、「犯罪者を裁く」のではなく、「検察官や裁判官を裁く」と認識すべきです。 そして、最終的には、裁判や刑法そのものの改革に結びつける必要があります。 参考:「夢主義社会:犯罪に厳しい社会」 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |