補助金廃止で法人税5%引下げが正しい 2010年12月11日
経団連は、法人税を5%引下げても、 補助金等を廃止したのでは、無意味と言っています。 つまり、現状の制度は、様々な形で、大企業をしっかり支援しているという事です。 この大企業優遇が、大企業を甘やかし、海外との競争力を低下させています。 ばら撒かれたお金は、人間関係に従って流れるため、人脈等に頼った営業活動になります。 企業は、ばら撒かれたお金を要領よく手に入れる事を第一に考え、技術革新に力を入れなくなります。 そして、日本は、海外との競争力を低下させます。 結果、ばら撒かれたお金は、財政赤字を増やすだけになります。 菅内閣は、ばら撒きにより、政府主導で日本を元気にしようと考えているようです。 でも、政府主導では、自律回復には永遠に至りません。 政府が、お金をばら撒けば、ばら撒いただけ、格差が拡大し、デフレを深刻にします。 国民が、政府からのばら撒きを期待している間は、永遠に自律回復には至りません。 自律回復には、国民全員が意欲を持って頑張る必要があります。 政府が小さな政府になり、国民が「政府に何も期待できない」と感じた時、初めて国民は頑張り始めます。 企業に対して、実質的な減税は不要です。 補助金等の優遇制度を廃止する代わりに、法人税を引下げるのが正しい手法です。 そして、政府が企業活動に口を出さない事が大切です。 今まで、企業が元気になれば、従業員の報酬が増えるという大儀の下に、企業を支援してきましたが、実際には、企業は従業員の報酬を増やさず、景気がどんどん悪くなり、国の財政赤字はどんどん増えています。 政府は、企業活動に口を出すべきでは有りません。 自由な経済活動に任せるべきです。 そうすれば、小さな政府になり、民間レベルで元気が出てきます。 <補足> 大きな政府の実態は、お金依存症という病気です。 お金依存症は、アルコール依存症と同じです。 父親がアルコール依存症で、毎日お酒を飲み、働かず、暴力を振るい、「酒をよこせ!」と喚くのでは、家族は不安で、元気にはなれません。 今の政府も同様で、無駄にお金をばら撒き、働かず、大声で好き勝手な事を言い、さらに、国民に「お金(消費税)をよこせ!」と迫ります。 これでは、国民は不安が増すだけで、元気にはなれません。 父親がお酒を飲むのを止めれば、家族は安心でき、元気になれます。 同様に、政府も、ばら撒きを止めれば、国民は安心でき、元気になれます。 ★政府は節約、元気は民間から ・エコポイントや補助金を廃止、法人税を下げる ・医療や介護の充実よりも、健康な生活指導 政府が小さな政府になり、何もしなければ、民間から知恵が出てきます。 民間の知恵こそが、元気の源です。 ★経済活性化につながる税制抜本改革案 ・翌年中に使わなかった所得に課税。 ・現預金での贈与禁止。相続時、現預金は全額没収。 使わないお金に課税する制度にすれば、国民は一生懸命消費するようになります。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を考えます。 |