災害・事故・事件の後、心のケアが大切という話があります。 でも、心の中は、迷路です。 心の中を覗けば覗くほど、深入りし、迷路から抜け出せなくなります。 心の迷路に入る原因は、人間関係重視社会にあります。 学校では、人間関係を大切にし、友達を作るように指導しています。 思いやりが大切・空気を読め 心の痛み・心のケア おもてなしの心 等と、心に着目する事が増えています。 心は仮想の世界です。何でも有りです。 その心に着目し出すと、限が無くなります。 そして、その迷路から抜け出せなくなります。 対策は、もっと、現実を見るべきです。 現実とは、大自然です。 春夏秋冬、季節が変わる中で、自然の様相も変わります。 暑い夏、寒い冬、豪雨、雷、地震等の災害もあります。 このような大自然の中で、如何にして生き抜くかが、本来の生きる目的です。 人間関係よりも、大自然を見るべきです。 大自然を見れば、自分の悩みが小さく無意味である事に気付くでしょう。 そもそも、心(脳)は、体を生かすために存在します。 自分の体を使って、人類の未来に役立つのが、人として生まれた最大の目的です。 体を動かして、額に汗して、人類の未来のために働くのが、本来の人の生き方です。 ところが、豊かな社会では、体を使う機会が減りました。 体を使わないと、心(脳)は、「自分の体は要らないんだ」と認識します。 これが、自殺にいたる真の原因です。 体を生かす必要が無くなった心(脳)は、本来の目的を見失い、心の中に閉じこもります。 これが、引きこもり、うつ病につながります。 最近、マラソンを行なう人が増えているようです。 この行為は、「兎に角、体を動かさないといけない」という本能的な行動と考えられます。 自殺予防とも言えます。 但し、マラソンの場合、無理を続けていると「何のために走るのか?」という心の迷路に陥る事があります。 無理をせず、周りの風景を楽しみながら、ボチボチ走る事が大切です。 そういう意味では、散歩・ウォーキングの方がお奨めです。 大自然と対話しながら、体を使うのが、本来の人間の生き方です。 「夢主義社会」は、人間の本質を踏まえた上で、人類の未来を考えます。 |