賠償責任や脱・原発の前に、事故収束が大切 2011年04月22日
原発事故で避難を強いられた方々には、賠償責任を問う声が多いです。 でも、原発事故は、未だ収束していません。 賠償責任を問う前に、原発事故の収束に全力を挙げないと、 もし、再び大きな津波が来たら終わりです。 この危険性を、早くも忘れているのではないでしょうか? 放射能の危険性の高い場所に、帰宅する人たち。 津波の跡地で復旧しようとする人たち。 物事には、優先順位が大切です。 優先順位を立てて、優先順位の高い事から進めるべきです。 優先順位を間違えると、無駄に終わります。 政府は、津波が来ない高台での復旧を目指しています。 大変、適切な対応です。 東京電力は、原発事故の収束のために頑張っています。 同時に、電力不足に対応するために頑張っています。 大変、適切な対応です。 脱・原発も良いのですが、その前に、原発事故を収束させないと前へ進めません。 原発事故を収束させるには、人型ロボットが必須です。 現在、投入されているロボットは、放射線量を計測するだけです。 放射線量の減少を確認できたら、人が入るようです。 逆に言えば、放射線量が減少しなければ、作業が止まったままです。 人手に頼った手法では、原発事故は収束できません。 川田工業鰍ノは、働く人間型ロボットHRP-4があります。 このロボットに5,000億円投資して、実用レベルに改良すれば、原発事故に対応できます。 そういえば、ソフトバンクの社長の資産は、5,000億円だったような? 東京電力は、賠償責任を問われ、原発事故を収束させるための財源も無いと思われます。 このため、適切な対応を取れず、原発事故の収束は、ズルズルと先送りになるでしょう。 もし、再び大きな津波が来たら終わりです。 原発事故の収束のために、日本の知恵とお金を集結すべき時です。 お金は天下の回り物です。 お金を得たという事は、お金を使う権利を得たということです。 権利は、義務と背中合わせです。 しっかり稼いだ方は、しっかり使う義務があります。 日本の個人金融資産の総額は、約1,400兆円だそうです。 この資産を、1割程度、寄附してくれれば、 復旧復興も、救済も、原発事故の収束も、賠償も、速やかに進むでしょう。 寄附でなくても、増税を受け入れる形でも良いでしょう。 増税すると、景気が落ち込むと言う人がいますが、 今後は、復旧復興の需要で、否応無しに消費が増えます。 今後、数年は内需拡大が進みます。 買い溜めも、需要増加の一つです。 中古自動車の価格が上がっているようです。 今後、野菜の価格も値上がりするでしょう。 デフレからインフレに向かいます。 但し、あくまでも、復旧復興の需要ですから、 贅沢品の需要は増えないでしょう。 生活必需品の価格が上がります。 生活必需品を作っている人たちにお金が回ります。 大変良い事です。 「夢主義社会」は、物事の本質を踏まえた上で、歩むべき道を考えます。 |