マスコミは不安・不信・不満を拡大させて視聴率アップ 2011年05月26日
マスコミは視聴者・読者の気を引くために、二者択一の選択肢を示します。 二者択一の選択肢を示せば、多くの人が参加し易くなります。 ■安全か、危険か、 ■賛成か、反対か、 ■民主党か、自民党か、 ■浜岡原発の停止の判断についても、英断なのか、単なるパフォーマンスなのか、 これにより、盛り上がります。そして、視聴率アップです。 この結果、国民は暴走を始めます。 買い溜め、風評被害、自粛も暴走の例です。 でも、本当は、様々な考え方があるはずです。 ■世の中、100%安全、100%危険という状況は有り得ません。 ■細かな条件しだいで、賛成か、反対か、変わってきます。 ■民主党、自民党以外にも、多くの政党があります。 一人一人が、自分なりに考える事で、様々な選択肢が生まれます。 様々な選択肢があれば、暴走は起きません。 おそらく多くの人は、どうでも良いと思うでしょう。 これにより、冷静さを保つ事ができます。 問題なのは、マスコミが短絡的な選択肢を示す事です。 この結果、民衆は、マスコミに洗脳され、暴走を始めます。 <補足1> マスコミのだれかが個人的な意見を言っても、 テレビ等で、それを伝えてしまった場合、 視聴者・読者がどのように受け取るのか? 日本人は、周囲に流され易い人種です。 間違った考え方でも、それを多くの人が共有してしまうと、 それが正しいとして、多くの人たちが同じ行動を始めます。 これが、マスコミによる世論誘導なのです。 <補足2> 不安・不信・不満・怒りは、自己防衛です。 自己防衛は、自己中心的な想いからくる行為です。 自己中心的ですから、未来にはつながりません。 大切な事は、一人一人が、社会のために何をできるかです。 自分のためでは、ありません。 社会のために何かを行なうには、自分を犠牲にしなければならない場合もあります。 社会のためにを優先すれば、不安・不信・不満を感じている暇はありません。 避難所では、医療や介護関係者の人たちは、自分の家族の事よりも、 自分の仕事(役割)を優先して、社会のために頑張っています。 原発の事故の対応でも、放射線の危険を承知の上で、 自衛隊や消防、警察等の方々が、頑張っています。 国民一人一人が主体性を持ち、自己責任で行動するのが、民主主義です。 政府や行政に、あれこれ要求するよりも、 今、自分に出来る事を行ないましょう。 大災害が起きた状況で、正確な情報を求めるのは、無理です。 曖昧な情報をどう受け取るかは、自己責任です。 どうしても、不安だという方は、自分の判断で、西日本に引越せば良いです。 <補足3> 日本人には、主体性を持って自主的に行動できる人間が少ないようです。 空気を読む。周囲に流される。 腐敗した人間関係をいつまでも長々と続けてしまいます。 「日本は和を重んじる国」と言えば聞こえが良いのですが、 法律やルールよりも、仲良く(協調性)が尊ばれる社会 (例えば、談合、癒着、赤信号皆で渡れば怖くない等) さらには、長い物には巻かれろ!強い者には従え! 個性を捨て集団に従属することが求められる社会 一般的な日本人には、本来どうあるべきかと言った信念はありません。 ただ単に、周りに合わせているだけです。 そんな中で「俺は偉いんだ!俺は正しいんだ!俺について来い!」という人間がいると、 周りの人たちは、その人に従ってしまいます。 このような日本だから故に、 愚かな戦争に、民間人も一丸となって取り組んだ日本。 とことん廃墟になるまで、降伏できなかった日本。 が存在します。 日本人に必要なのは、一人一人が自分で考える事です。 国民一人一人が主体性を持ち、自己責任で行動するのが、民主主義です。 「夢主義社会」では、人間の本質を踏まえた上で、人類の未来を考えます。 |