夢主義社会トップへ 自動車産業から人型ロボット産業へ   2011年07月03日  戻る

原発事故対応に、当初、日本のロボットが投入されていないのを見て、大変情けないと感じました。
少し前まで、日本の技術は世界トップクラスだと思っていたのですが、いつのまにか技術力が低下していたようです。
原発事故を起こした事も、実は、技術力の低下が原因なのでは?という感じがします。

日本人は、現状の豊かさに満足してしまった結果、新しい技術の開発どころか、
既存の技術の維持さえも十分に行なえなくなっているのでは?と感じます。

技術力は常に、ブラッシュアップが必要です。
新しい技術を目指す過程で、既存の技術もブラッシュアップされます。
技術(文明)は、その場で止まる事は出来ないのです。
技術(文明)は、止まった瞬間、後退を始めます。

技術力が低下した原因は、企業が、新しい物作りよりも、
従来の技術をベースにした物作りにより、利益追求を重視したからです。
確かに、世界トップクラスの技術で作られた物は、競争力が有り、売れます。
でも、何れは頭打ちし、後退を始めます。

子供たちは、大人社会をしっかり見ています。
企業が、新しい物作りをしなくなったのを見て、
さらに、物作りよりも、マネーゲームで頑張っている大人たちを見て、
子供たちは、理系離れに向かったのです。

新しい物作りとは、より良い物を作るのではダメです。
全く新しい物を作る事が必要です。
人型ロボットの開発や、宇宙開発といった新しい分野が大切です。
また、現在のスーパーコンピューターよりも、
量子コンピュータやバイオコンピュータを研究すべきです。
そして、その技術を、実用化して、社会に生かして行く事が大切です。

国が新しい物を研究し、それを、一般企業が実用化する。
という連携が大切です。

研究は、特定のテーマに巨額のお金を投入するよりも、
様々なテーマを認め、様々な知恵を出させる事が大切です。
個々のテーマに掛ける費用は、少なくて良いです。
人は、お金が無いと、知恵でカバーします。

小惑星探査機「はやぶさ」でも、少ない予算だったために、
皆で知恵を出し合ったのが、成功につながりました。

研究の継続は大切ですが、予算の大盤振る舞いは良くありません。
巨額のお金を手にすると、人は頑張らなくなってしまいます。
巨額の予算をばら撒くと、そのお金を目当てに、様々な人たちが集まります。
研究どころでは、なくなってしまいます。

科学技術の推進には、メリハリを付けて一部の事業に多くの予算を付けるよりも、
幅広い事業に均等に割り振った方が、新しい技術が生まれます。
メリハリは不公平です。行政には、公平な対応が望まれます。
そして、皆で知恵を出す事が大切です。

とりあえずは、大学院を出たような人は、
就職しなくても、研究を続けられるように、国が補助すべきです。

■「一家に一台、人型ロボットの時代」
政府は、自動車産業を支援するために、補助金を出すようですが、
自動車産業は、そろそろ終焉を迎えようとしています。
そんな産業を支援するのは、お金をドブに捨てるのと同じです。

近くへの買い物は、自転車で充分です。健康にも良いです。
買い物を、インターネットで行う人も多いでしょう。
遠くへ旅行する場合は、電車やバス・飛行機を使えば良いです。

このような状況で、自家用車の生産に力を入れても、無駄です。
何よりも、人類の未来に役立ちません。

未来のためには、自動車産業はロボット産業に転換すべきです。
福祉用ロボット、家庭用ロボット、救助用ロボットの大量生産を始めるべきです。

インターネットが普及した現代では、人々は、自宅で過ごす時間が増えます。
在宅勤務を取り入れる企業も増えています。
高齢化社会では、人間の生活を補助するロボットが必要です。
子供の世話をする育児ロボットも必要です。
この状況を考えると、福祉用ロボット、家庭用ロボットが必須です。
ロボットが普及すれば、老人ホームも保育園も不要になります。

そもそも、新たな巨大な産業が生まれない為に、経済が頭打ちしているのです。
やはり、自動車産業に変わる新しい産業の育成が必要です。
政府は、既存の産業を支援するのではなく、新しい産業を支援すべきです。

人型ロボット開発は、防衛予算を投入して開発すべきです。
福祉用ロボットは、既に開発されていますが、もっと、巨額の費用を投入して、本格的な人型ロボットを開発します。
自衛隊員の代わりに働く事のできるレベルの人型ロボットを開発します。
防衛予算の中から、1兆円程度を、トヨタやホンダに投入して開発すれば、良いロボットを開発できるでしょう。
くれぐれも、武器を持たない平和的なロボットです。

その救助用ロボットを、大量に作り、アフガニスタン等の紛争地域に派遣して、救助活動を行えば、平和的に且つ安全に国際貢献できます。
「自衛隊」は、「救助隊」に名称変更した方が良いでしょう。

そのロボットの技術をベースに、福祉用ロボットや家庭用ロボットを作れば、一家に一台の人型ロボットの時代が訪れます。
※日本を守るのは、鉄腕アトムと決まっています。

ちなみに、産業技術総合研究所が美人女性ロボットを作ったようですが、
ロボットが人間と同じ顔を持つ必要はあるのでしょうか?
美人の顔にするために、いくらのお金を費やしたのでしょうか?※行政の無駄
可愛いだけなら、キティちゃんで充分です。

他にも色々あります↓