夢主義社会トップへ 自動車産業から人型ロボット産業へ   2012年04月02日  戻る

原発事故対応に、当初、日本のロボットが投入されていないのを見て、大変情けないと感じました。
少し前まで、日本の技術は世界トップクラスだと思っていたのですが、いつのまにか技術力が低下していたようです。
原発事故を起こした事も、実は、技術力の低下が原因なのでは?という感じがします。

日本人は、現状の豊かさに満足してしまった結果、
新しい技術の開発どころか、既存の技術の維持さえも十分に行なえなくなっているのでは?と感じます。

技術力は常に、ブラッシュアップが必要です。
新しい技術を目指す過程で、既存の技術もブラッシュアップされます。
技術(文明)は、その場で止まる事は出来ないのです。
技術(文明)は、止まった瞬間、後退を始めます。

技術力が低下した原因は、企業が、新しい物作りよりも、
従来の技術をベースにした物作りにより、利益追求を重視したからです。
確かに、世界トップクラスの技術で作られた物は、競争力が有り、売れます。
でも、何れは頭打ちし、後退を始めます。

子供たちは、大人社会をしっかり見ています。
企業が、新しい物作りをしなくなったのを見て、
さらに、物作りよりも、マネーゲームで頑張っている大人たちを見て、
子供たちは、理系離れに向かったのです。

新しい物作りとは、より良い物を作るのではダメです。
全く新しい物を作る事が必要です。
人型ロボットの開発や、宇宙開発といった新しい分野が大切です。
また、現在のスーパーコンピューターよりも、
量子コンピュータやバイオコンピュータを研究すべきです。
そして、その技術を、実用化して、社会に生かして行く事が大切です。

国が新しい物を研究し、それを、一般企業が実用化する。
という連携が大切です。

研究は、特定のテーマに巨額のお金を投入するよりも、
様々なテーマを認め、様々な知恵を出させる事が大切です。
個々のテーマに掛ける費用は、少なくて良いです。
人は、お金が無いと、知恵でカバーします。

小惑星探査機「はやぶさ」でも、少ない予算だったために、
皆で知恵を出し合ったのが、成功につながりました。

研究の継続は大切ですが、予算の大盤振る舞いは良くありません。
巨額のお金を手にすると、人は頑張らなくなってしまいます。
巨額の予算をばら撒くと、そのお金を目当てに、様々な人たちが集まります。
研究どころでは、なくなってしまいます。

科学技術の推進には、メリハリを付けて一部の事業に多くの予算を付けるよりも、
幅広い事業に均等に割り振った方が、新しい技術が生まれます。
メリハリは不公平です。行政には、公平な対応が望まれます。
そして、皆で知恵を出す事が大切です。

とりあえずは、大学院を出たような人は、就職しなくても、研究を続けられるように、国が補助すべきです。


他にも色々あります↓