夢主義社会トップへ 安全・安心を、お金で買おう!   2012年12月04日  戻る

高速道路での悲惨な事故、
これは、価格競争がもたらした事故なのです。
コストカットが要求される現代ですが、
老朽化した道路の安全性チェックに充分なお金を掛けなかった事が原因です。

本来、人の命は、お金には代えられないものです。
ダイヤモンド等の宝石よりも、遥かに価値のあるものです。
ですから、人の命を守る安全に対しては、少なくとも、
ダイヤモンドの指輪よりも高い報酬を支払うべきなのです。

最近、格安航空機が増えているようです。
安全・安心は、大丈夫なのでしょうか?
航空機が大都会に墜落するといった大事故が起きるのも、時間の問題では?

失った命は、お金で取り戻せません。
でも、命を亡くさないように、安全・安心をお金で買うことはできます。

1万円の商品に対して「1億円払うからもっと安全・安心な商品を提供してくれ!」
と言った感じです。

最近、安全・安心を求める声が増えているのですが、それに対して、お金を払うという声がありません。
「相手に求めるが、代償は払わない」ということです。
これでは、消費者が、生産者に対して、恐喝、詐欺を行っているのと同じです。

必要なものには、しっかりお金を払う姿勢が、大切です。

食品偽装についても、もし、消費者が、
「もっと高くて良いから、安全・安心な商品を提供してくれ!」
と言っていたならば、偽装は起こらなかったでしょう。

教訓:
・商品は値切ってはならない!
・良い商品は、できるだけ、高い値段で買おう!
・生産者に対する感謝の気持ちを忘れずに!

過去の日本社会では、安全・安心のために、巨額のお金が費やされていました。
でも、その費用を商品に上乗せできず、結果的に、デフレに至っています。
そして、最近では、安全・安心のために、充分なお金を掛けられなくなっています。
消費者が値上げを受け入れる事が、安全・安心の確保、さらに、デフレ脱却につながります。

原発事故も、安全のための費用をケチったのが原因です。
安全神話を維持するには、巨額の費用が必要なのです。
ところが、安全のためにお金を使うよりも、地元に補助金を渡して、
住民の心をお金で買った結果、悲惨な大事故に至ったのです。

夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。