夢主義社会トップへ 金融緩和で慢性お金中毒(デフレの真の原因)   2013年09月22日  戻る

自民党は、大胆な金融緩和と財政出動で、デフレ脱却を目指しています。
でも、デフレの真の原因は、金融緩和でばら撒かれた過剰なお金にあります。

本来、物の価格は、需要と供給のバランスで決まります。
お金の量は、関係ありません。
むしろ、過剰にばら撒かれたお金で、過剰に物を作れば、供給過剰で価格は下落します。
現在のデフレは、供給過剰が原因なのです。

例えれば、今の日本は、過剰な金融緩和で「慢性お金中毒」なのです。

今の日本に元気が無いのは、「慢性お金中毒」なのです。
慢性アルコール中毒というのがありますが、これと同じです。
日本を元気にするためと称して、政府が巨額のお金を次々にばら撒いた結果、慢性お金中毒になったのです。
アルコール中毒患者が、お酒を止められず、さらにお酒を飲むのと同じです。
政治家を筆頭に、お金持ちの人たちは、慢性お金中毒に掛かっているので、正しい判断力を失っています。

国民は、「元気な日本」を望むようです。
政治家も、それに応えようとします。
でも、政治は、まじめにコツコツ、地道にコツコツが、基本です。
その結果、健康な体質になり、元気が出てきます。
病人に、いきなり、元気に振舞えというのは、無理があります。
財政赤字という病気を治療する事が大切です。

慢性アルコール中毒を治療するには、お酒を断つ事です。
同様に、慢性お金中毒の治療も、お金を断つ事です。

まずは、議員のお金を断つ事です。
財政健全化のためには、まず、政党助成金を廃止すべきです。
さらに、議員の報酬を大幅に削減すべきです。
その上で、官僚の報酬を削減すべきです。
最初に、議員自身が痛みを伴わなければ、周りは付いて来ないでしょう。

ちなみに、議員定数削減は、当選した議員にとっては、痛みでは有りません。
民主主義で大切なのは、多くの国民の声を反映させる事です。
議員定数削減では、国民の声を反映できなくなり、民主主義の後退になります。

そもそも、議員はボランティアであるべきです。
ボランティアで生活に困る場合は、生活保護を受ければ良いです。
本来、議員の報酬は、国民からの感謝の気持ちだけで充分です。
そう思えない人は、議員としての資格がありません。

議員に高い報酬を与えるから、お金欲しさに議員になる人が出てきます。
そして、政治とカネの問題を引き起こします。

共産党は、政党助成金を受け取っていないそうです。立派です。
慢性お金中毒になっていない政党は、共産党だけのようです。

景気回復には、お金の循環を行なえば良いのです。
富裕層や大企業のお金を、循環させれば良いのです。
富裕層や大企業は、道路等のインフラの恩恵で利を得た訳ですから、
古くなった道路の改修費用は、富裕層や大企業が負担するのが妥当です。

お金は天下の回り物です。
ばら撒かれたお金を循環させる事が大切です。
ちなみに、「減税するから、使って下さい」では、富裕層優遇政策であり、効果はありません。
貯蓄税等により、強制的に回収するのが正しい手法です。

夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。