本来、人の命は、お金には代えられないものです。 ダイヤモンド等の宝石よりも、遥かに価値のあるものです。 ですから、人の命を守る安全に対しては、少なくとも、 ダイヤモンドの指輪よりも高い報酬を支払うべきなのです。 最近、格安航空機が増えているようです。 安全・安心は、大丈夫なのでしょうか? 航空機が大都会に墜落するといった大事故が起きるのも、時間の問題では? 失った命は、お金で取り戻せません。 でも、命を亡くさないように、安全・安心をお金で買うことはできます。 1万円の商品に対して「1億円払うからもっと安全・安心な商品を提供してくれ!」 と言った感じです。 最近、安全・安心を求める声が増えているのですが、それに対して、お金を払うという声がありません。 「相手に求めるが、代償は払わない」ということです。 これでは、消費者が、生産者に対して、恐喝、詐欺を行っているのと同じです。 必要なものには、しっかりお金を払う姿勢が、大切です。 食品偽装についても、もし、消費者が、 「もっと高くて良いから、安全・安心な商品を提供してくれ!」 と言っていたならば、偽装は起こらなかったでしょう。 教訓: ・商品は値切ってはならない! ・良い商品は、できるだけ、高い値段で買おう! ・生産者に対する感謝の気持ちを忘れずに! 過去の日本社会では、安全・安心のために、巨額のお金が費やされていました。 でも、その費用を商品に上乗せできず、結果的に、デフレに至っています。 そして、最近では、安全・安心のために、充分なお金を掛けられなくなっています。 消費者が値上げを受け入れる事が、安全・安心の確保、さらに、デフレ脱却につながります。 原発事故も、安全のための費用をケチったのが原因です。 安全神話を維持するには、巨額の費用が必要なのです。 ところが、安全のためにお金を使うよりも、地元に補助金を渡して、 住民の心をお金で買った結果、悲惨な大事故に至ったのです。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |