トップへ  勝ち組、負け組  戻る

「勝ち組、負け組」という言葉をよく耳にする今日この頃ですが、これは、最近の商売(経済)がマネーゲームであると、多くの人が感じ始めている証しのように思えます。

最近の商売は、良い商品やサービスを提供することよりも、要領良く、振れ回って、世の中の流れ物であるお金を、うまく自分の懐に入れることで、大金を手にできます。
ここには、未来につながる夢はありません。ただ単に、お金持ちになりたいという欲望のみです。

商売は、安く仕入れて、高く売ることで、利益を得ます。
当然、相手が存在しており、
仕入の場合、安く仕入れたということは、仕入れ元は、安く売った。つまり、相手は損をしたことになります。
販売の場合、高く売ったということは、購入者は、高く買わされた。つまり、相手は損をしたことになります。
マージャンや、トランプゲーム等を、お金賭けて行った場合を考えると良く分かるのですが、そのゲームの中で、だれかが得をしたということは、だれかが損をしていることです。

商売とは、このような行為を、舌先三寸で行い、如何に自分が利益を得るか。逆に言うと、相手に損をさせるか、ということになります。つまり、マネーゲームだということです。

そもそも、実社会でのマネーゲームは、ルールが曖昧であり、不正ギリギリだったり、不正でもバレなければ問題ないだろうという考えが横行しているようです。
「商売、きれい事言ってたんじゃ、やっていけない」という言葉がありますが、汚く、悪く、醜くい行為を行った商売人が、多くの利益を得られるようです。