トップへ  猿まね謝罪会見は無意味   戻る

最近、大企業において、不祥事で、社長が謝るケースが多いようです。
※単なる「反省のポーズ」なら、猿でもできます。
「謝って済むから警察はいらない」という感じで、
「とりあえず謝っておこう」

謝って済まない場合は、辞任
※辞任だけで、会社から支給されていた報酬を返却したという話を聞きません。
※責任ある立場なのですから、それまでに受けていた報酬を全額返却するのが、筋道ではないでしょうか。
※最終的には 自己破産してほしいと思います。

刑事責任が問われるケースは、まれなようです。
※刑事責任が問われても、自己破産する程、罰金を取られることはないようです。

本来、謝るという行為は、本の表紙のようなものだと思います。
「謝ったから、それで終わり」では、中身の無い本のようなものです。
謝って、その後、「具体的にどのように行動するのか」、が大切です。

ところが、今の日本では、
☆責任者を出せ!謝れ!→謝ったから許してやろう
という感じで、謝罪する方も、謝罪を求める方も、中身がないように思えます。

大切なことは、謝罪や反省のポーズではなく、賠償と処罰、そして、今後の行動です。
賠償は、不祥事で迷惑を掛けた人たちへの十分な賠償。
処罰は、不祥事に関係した社員の処分と、経営者の過去に受け取った報酬の全額返却。
今後の行動では、二度と不祥事を起こさないような具体的な対策です。

<余談>
マナーが大切という話がありますが、頭の下げ方にも、一定のマニュアルがあるそうです。一般的な挨拶の場合と、謝罪の場合では、頭を下げる角度が違うようです。今の日本社会では、具体的な中身よりも、形式的な上辺のポーズが重視されるようです。従って、経営者には、そうした高い演技能力が求められるようです。このように考えると、映画俳優等のように、演技が得意な人間が、経営者に向いているということになります。