トップへ        経済成長と財政健全化の両立は、貯蓄税                      戻る

グローバル経済では、グローバル税制が必要です。
グローバル税制は、貯蓄税と消費税です。
所得税・法人税を廃止して、貯蓄税に移行すべきです。

インフレを抑えるのが、消費税です。
デフレを抑えるのが、貯蓄税です。
貯蓄税と消費税のバランスで、経済成長と財政健全化の両立が可能です。

ところが、今の経済には、貯蓄税という選択肢がありません。
このため、強引に金融緩和でインフレにして、消費税を取ろうとします。
これが、財政赤字、格差拡大、景気を低迷させます。
本来、景気が悪い時(デフレ時)は、貯蓄税を国の収入源にするのが、正しい税制なのです。

社会保障と税との一体改革は、貯蓄税の導入が正しい道です。

お金は天下の回り物です。
お金は使うために在ります。
株式投資や不動産投資でも良いので、お金を回す事が大切です。
使われないお金(現預金)は、国が回収すべきです。

景気が良い時(インフレ時):消費税
景気が悪い時(デフレ時):貯蓄税
を国の収入源にするのが正しい税制です。

貯蓄税を導入するには、現金を廃止して、
全てのお金をコンピュータ管理できる環境が必要です。
それも、世界中で統一して実施する必要があります。
世界中で統一して実施する事で、タックス・ヘイヴン(租税回避地)の問題も無くなります。
世界中で金融危機が問題になっている今こそ、導入のチャンスです。
貯蓄税は、格差解消にもなります。

全てのお金をコンピュータ管理する事で、
新しい税制、新しい金融政策が可能になります。
お金を政府が100%管理できるようになり、
金融危機の無い安定した経済を実現できます。

さらに、現金の廃止により、
犯罪の防止、経済の効率化
を行なえます。

現金の廃止は、キャッシュレスが進んだ現代では、容易い事です。
現状のキャッシュレスを推進すれば良いだけです。
現金での取引に高い手数料を付加すれば、スムーズに移行できるでしょう。

銀行口座から出て行くお金に消費税、
銀行口座に貯まったお金に貯蓄税、
という手法で、銀行が税金を徴収する制度にすれば良いでしょう。
政府は、その銀行口座の情報を監視すれば良いのです。

銀行が税金を徴収する制度にして、
政府が個人の所得や預金残高を把握できれば、
収入の少ない人の消費税を免除する事も、簡単です。

お金は、商品・サービスを得るための一時的な媒体なのです。
お金を資産と考える事に問題があります。
お金は、自由主義経済が円滑に行なわれるように、国が貸し出しているだけなのです。
そのお金の動きを、国がコンピュータ管理でしっかり監視するのは、当然の義務です。

貯蓄税を課税されたく無い人は、債権や不動産を購入すれば良いのです。
とりあえず、国債を買えば良いでしょう。
貯蓄税の導入が決まれば、ほとんどの人は、直ちに債権や不動産にお金をシフトするので、
実質的には、貯蓄税による税収は無いと思われます。
しかし、これにより、眠っていたお金が動き出し、一気にデフレ脱却できます。

補足:
現在の消費低迷は、お金を持っている人たちが使わなくなった事が原因です。
お金は、貯めて置くと増えるのが、従来の発想です。
これが、消費を低迷させています。
逆に、お金を貯めて置くと、だんだん減るようにすれば、消費が増えます。

社会保障と税の一体改革が検討されているようですが、
税制抜本改革は、貯蓄税の導入です。
消費税は、消費を低迷させます。
所得税、法人税も、結果的に、消費を低迷させます。
貯蓄に対して税金を掛ければ、消費が増えます。

景気低迷の現状では、まず、貯蓄税を導入し、消費税率を減らすべきです。

「お金をばら撒いて景気を良くすれば、税収が増えて、財政健全化できる」
という話がありますが、日本人は節約志向です。
いくらお金をばら撒いても、日本人はすぐに自分の懐に入れてしまうので、
景気は良くなりません。
これは、過去の自民党政権時代に証明済みです。

お金は天下の回り物です。
お金は使うために在ります。
株式投資や不動産投資でも良いので、お金を回す事が大切です。
使われないお金(貯蓄)は、国が回収すべきです。

但し、タンス預金等の現金で貯蓄されると、状況を把握できないので、現金の廃止が必要です。
貯蓄税実施のためには、現金を廃止して、すべてのお金をコンピュータ管理する必要があります。
お金は、国が発行しています。
そのお金の動きを、国がしっかり監視するのは、当然の行為です。
お金は、公共の媒体なのです。

※「夢主義社会」への革命は、現金の廃止から始まります。