夢主義社会トップへ ライブドア疑惑:ほんとうに不正なのか?   2006年02月11日  戻る

最近のマスコミの報道を見ていると、ライブドアが明らかに不正を行ったと、一方的に決め付けるような報道が成されています。
しかし、ほんとうに犯罪か否かの判断は、裁判官が行います。
裁判では、「疑わしきは罰せず」です。

少なくとも、堀江氏は、法律に違反しないように細心の注意を払って活動してきたわけであり、その行為について簡単に決着が付くはずがありません。法律の解釈を巡っての論争になるでしょう。
裁判での堀江氏の攻防に期待したいと思います。

私は、ライブドアのようなマネーゲーム会社は嫌いです。しかし、それ以上に、舌先三寸の政治家や財界人は、もっと嫌いで軽蔑しています。
このため、今回の疑惑については、ホリエモンを応援します。
「ホリエモン頑張れ! 負けるなホリエモン!」

<補足1>
・ライブドアが支配している投資事業組合を利用したことが問題視されていますが、逆に、支配関係を証明できなければ問題無い行為ということになります。
・グループ内での利益の付け替えが問題視されていますが、グループ内では、お互いにメリットが出るように様々な特別な取引が行われます。それらを「付け替え」という経理処理で帳尻を整えることは、一般的に行われている行為です。この際に、勘定科目を正しく設定していれば問題ありません。正しい勘定科目で処理されていれば、最終的な財務帳票を見れば、その会社がほんとうに儲かっているのか否か、分かるわけです。

<補足2>
そもそも、株の取引は明らかにマネーゲームです。様々な情報(噂、嘘、真実)の中から、自己責任で真実を判断して、的確に行動した人が、多くの利益を得ることができます。今回のライブドアの不正のような行為は、他の会社でも行っているところが多くあるのではないでしょうか? その中から、一企業だけを「見せしめ」的に取り上げて問題視するのは、如何なものかと思います。
一企業の不正を立証することよりも、今後、不正が行われないように、現在の法律の不備を改善することの方が大切だと思います。
法律の不備の改善こそが、真に求められる「構造改革」だと思います。

<補足3>
法律の不備の改善は、大切なのですが、それでも、コンピュータウィルスやハッカーのように、次から次へと新しい不正な手段を考え出す人たちがいるのも現実です。昔は、「インターネットは善意のネットワークであり、悪いことをする人はいないんだ」と思っている人もいたようです。確かに、全ての人間が善意で行動する社会になれば、すばらしいことだと思います。今の社会で、悪意が無くならない根本的原因は、資本主義社会の構造にあると思います。そこで、人類が目指すべき新しい社会構造として、「夢主義社会」を提案します。