夢主義社会トップへ 夢主義社会の薦め   2006年06月20日  戻る

社会構造として、共産主義、社会主義、民主主義があります。

豊かな社会では、一人一人が自由・奔放に生きても、社会が成り立つために、民主主義が選択されるようです。逆に、貧しい社会では、共産主義、社会主義が選択されるようです。日本も将来、異常気象で、食糧難にでもなれば、共産主義、社会主義という選択肢が出てくるのかもしれません。
豊かな社会では、物が溢れています。その物をお金で買うことができます。そこで、資本主義社会の登場です。しかし、貧しい社会では、物が無いのでいくらお金を出しても買うことができません。資本主義社会が成り立ちません。

とりあえず、現状では、民主主義で良いと思うのですが、その民主主義を実現する手段としての資本主義社会に問題があります。
資本主義社会は、お金が基本であり、お金がお金を生み出す社会です。この社会は、商売人にとって都合の良い社会です。米国大統領が「民主主義を広めたい」と言っているようですが、本音は、資本主義社会を広めたいのです。民主主義の国が増えれば、その国との取引により、米国は利益を得ることができます。資本主義社会では、お金持ちがそのお金を運用することで、さらにお金持ちになれます。米国はお金持ちです。つまり、米国にとっては、民主主義の国が増える→資本主義社会が増える→商売のチャンスが増える→米国が儲かるということになります。

一般の商売においてもそうですが、商売のチャンスが増える→儲かるということになります。しかし、お金は、仮想の物です。お金は、人が物を得るために、便宜的に考え出した仮想のものです。紙幣を見ると、お金は実在するように思えますが、実際には紙切れです。人が、その紙切れに意味付けをしただけです。そのお金を得るために頑張って何になるのでしょうか? その行為は価値のある行為なのでしょうか?

本来、大切なものは、人と物です。
人は、物を作るための生産者であり、また同時に、物を消費する消費者でもあります。
多くの人たちが、多くの物を作ることにより、人類の未来へと続きます。

誰かが、お金持ちになっても、そのことは、人類の未来とは無関係です。
本来必要なお金は、最低限の物(衣食住)を得るためのお金だけで良いのです。
それ以上のお金を手にした人間は、そのお金を夢または欲望に、費やすことになります。
そのお金持ちが、自分のお金を、夢(人類の未来)のために、費やしたならば、人類の未来へと続きます。
逆に、そのお金持ちが、自分のお金を、自己の欲望のために、費やしたならば、人類の破滅につながります。

お金のためではなく、夢のために働く社会、それが「夢主義社会」です。