夢主義社会トップへ 労働者不足の嘘   2006年09月01日  戻る

少子高齢化で労働者不足が問題視されていますが、ほんとうに労働者は不足しているのでしょうか?

今の社会では、より上の地位に着くことにより、多くの報酬を得ることができます。より上の地位を得るには、人間関係が大切で、舌先三寸でのコミュニケーションに日夜明け暮れている人が多いようです。人間関係を大切にしないと、「あいつは優秀だけど、俺の所へ挨拶にも来ない。ダメだ。使えない。」と排除されてしまいます。このため、人間関係を維持するために時間を費やせざるを得なくなり、実際の労働を行う時間が無くなります。この結果、労働者不足に至っているのではないでしょうか。

現代社会は、ピラミッド構造(三角形)であり、人々は、その三角形の中で、より上を目指します。でも、実際に労働しているのは、三角形の底辺の人のみです。他の人は、舌先三寸で働いている振りをしているだけです。その三角形は、人々がより上を目指した結果、どんどん鋭利な三角形になり、実際に労働する三角形の底辺の人は、どんどん減ります。

<余談>
私は昔、システムエンジニアだったのですが、コンピュータシステムの開発で、私が初めてプロジェクトリーダを行った際には、プロジェクト管理しかしていませんでした。でも、プロジェクトを終えて振り返ると、最初に、無理の無い正しい計画を立てて置けば、後は細かく管理しなくても、プロジェクトは順調に進みます。従って、プロジェクト管理に時間を費やす必要が無く、プロジェクトリーダも、プログラム作りに参加できます。
次にプロジェクトリーダを行った際に、この方針で、プロジェクトを進めたところ、プロジェクトは順調に進み、上司に頻繁に報告する必要も無く、人件費削減に貢献できました。

夢主義社会
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