夢主義社会トップへ 犯罪脳と反省脳:子供は2つの心を持っている   2006年11月20日  戻る

殺人等の犯罪を犯した少年は、捕まると、「大変な事をした」とすぐに反省するケースが多いようです。まるで、2つの心を持っているかのようです。

人は、右脳と左脳の2つの脳を持っています。
「ジキルとハイド」という物語や、「二重人格」という言葉がありますが、これは、右脳と左脳が別々に機能しているからでは、という話があります。

特に、子どもの頃は、右脳と左脳の連携が悪く、一方の脳が独走し易いのかもしれません。
一般的に、左脳は、言語・論理的思考・計算に使われ、右脳は、イメージ、直感、ひらめきに使われるそうです。

善悪の判断を持たない子供の頃に、殺人シーンを、マンガの本や、テレビのドラマ、アニメ、映画等で見てしまうと、イメージ脳である右脳に、善悪の基準が伴わないまま、しっかり記憶されます。
その後、論理的思考を行う左脳に、殺人は悪いことであると記憶します。

この状態で、感情が高ぶったりして、右脳が独走してしまうと、右脳に記憶された殺人シーンに従って、犯罪を犯してしまいます。
その後、冷静になって、左脳で論理的に考えると、殺人は悪いことである「大変な事をした」と反省することになります。

犯罪者向けの矯正プログラムで、この状態を矯正できれば良いのですが、矯正プログラムは、論理的思考を行う左脳に対して行っているので、右脳は矯正されていないと考えられます。
従って、社会復帰して、再度、感情が高ぶったりすると、右脳が独走してしまい、再度、同様の事件を起こしてしまうことになります。

対策としては、善悪の判断を持たない子供の頃に、殺人等の犯罪シーンを、マンガの本や、テレビのドラマ、アニメ、映画等で見せないことが大切だと思います。
不幸にして、犯罪シーンを記憶してしまった場合には、右脳の切除以外に、矯正手段はありません。

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