夢主義社会トップへ 他力本願社会(無責任社会)   2009年03月04日  戻る

最近、裁判に訴える人が増えているようです。
訴える相手がいないと、全ての責任は国にあるとして、行政を訴えるようです。

多くの人間が互いに複雑に関わる現代では、何か問題があり損失が生じても、その責任を他人に押し付ける事で、自分は損失を被らずに済みます。

原始時代、人は皆、自給自足の生活をしていました。
そこでは全てが自己責任でした。
産まれるのも、死ぬのも、自己責任でした。

ところが現代は、一部の心ある人たちが作った物に頼って生活しています。
その物を得るために、詐欺、暴力、時には戦争で奪い取ります。
また、産まれる時にも、死ぬ時にも、納得できないと、他人にその責任を転嫁します。

このような社会では、舌先三寸で要領よく物を奪い、うまく行かない事を全て他人に責任転嫁した人が富を得られます。
今の社会で、地位を得た人間は、自分の失敗を、うまく他人に責任転嫁した人たちと言えるでしょう。
この行為は、いじめに通じる行為と言えます。
格差は、いじめによって拡大しているとも言えます。

日本の巨額の財政赤字は、無責任な人間たちが、国に責任を転嫁して、国からお金(税金)を奪い取ったとも考えられます。
そして、そのお金で、無責任な人間たちは、お金持ちになりました。
国が出すお金は、結局は、国民の税金や、国民が負担する借金です。
無責任な人間たちの他力本願思考に応えるために、行政はどんどん大きくなりました。

構造改革の目標は「小さな政府」です。
「小さな政府」は、国民一人一人が自己責任で行動する事から始まります。