経済発展を望む人が多いようですが、ほんとうに経済発展は良い事なのでしょうか? 経済発展とは、「多くのお金が社会を巡る状況」と私は認識しています。 より多くのお金が社会を巡っていれば、利を得るチャンスも増えます。 経済発展を望む人たちは、現状の資本主義社会で利を得ている人たちでしょう。 または、経済発展の中で、自分にもお金が回ってくる事を期待している人たちでしょう。 でも、実は、経済発展は格差を広げるだけです。 さらに、様々な社会問題を起こしています。 ・マネーの暴走(サブプライム問題) ・巨額の財政赤字 ・大気汚染・土壌汚染による公害 ・地球温暖化 ・食糧危機 ・安全・安心の崩壊 ・犯罪増加 ・精神の崩壊(無差別殺人、自殺の増加) 経済発展のためには、大量生産、大量消費が必要です。 大量消費の最たる行為が、「戦争」です。 「戦争が起きると、景気が良くなる」という不謹慎な話がありますが、 実際のところ、その通りです。 「戦争は、経済発展のためにある」と言っても過言ではないでしょう。 つまり、経済発展は、人類にマイナス以外の何物でもないということです。 経済発展重視の社会構造が人類に悪影響を与えています。 人類の未来に必要なのは、技術の進歩・発展です。 温暖化防止にも、温暖化した環境で生き抜くにも、技術が必要です。 それが、いつのまにか、「技術の進歩=経済発展」と考えられるようになったのが間違いです。 商売人が元手の資本を増やすには、生産から消費までの循環が、拡大することが必須です。 特に、元手が借金であった場合、拡大しないと、借金を返せません。 ですから、経済発展が必須なのです。 商売人は、 ・経済発展が、技術を進歩させる ・人類の未来のために、経済発展が必要 といった巧みな言葉で、真実を捻じ曲げたのです。 ほんとうは、経済は、需要と供給のバランスが取れていれば良いので、発展は不要です。 人類の未来に必要なのは、技術の進歩・発展です。それが夢です。 「夢主義社会」では、コンピュータ管理で、需要と供給のバランスを取ります。 商売人は不要です。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |