夢主義社会トップへ 人よりもマニフェストを選びたい!   2009年09月02日  戻る

現在の選挙は、自分の考えを政治に反映してもらうために、その代表者を選びます。
今後の日本の政治がどうあるべきかを考えて、各政党のマニフェストや、各候補者の考えを元に、投票します。

でも、この代表者を選ぶ選挙では、色々と問題があります。
1.一つの政党のマニフェストの中には、様々なことが書かれています。
 賛成できる公約、賛成できない公約、色々な公約が「抱き合わせ販売」という感じです。
 ※「抱き合わせ販売」は、公正取引法違反だったような?

2.現状の政党に不満があるので、とりあえず、他の政党に票を入れる。
 この場合は、各政党のマニフェストや、各候補者の考えは考慮されていません。

現状の選挙制度では、国民が求める政策が正しく選択されません。
代表者を選ぶ現在の選挙制度そのものに疑問を感じます。

4年前の衆院選挙では、「郵政民営化に賛成か反対か」という政策を問う選挙が行われました。
これは、大変分かり易い選挙でした。

私は、全ての政策について、個々に、国民に賛否を問う選挙にすべきだと考えます。
代表者を選ぶ現在の選挙制度を廃止して、個々の政策に一票を投じる選挙にすべきです。
これこそが、真の「マニフェスト選挙」です。

<マニフェスト選挙>
代表者を選ぶ現在の選挙制度を廃止して、マニフェスト選挙にします。
各政党のマニフェストに記載された個々の政策に対して、国民投票を行います。
国民投票で承認された政策について、各政党は進めて良いことにします。

代表者を選ぶ現在の選挙制度を廃止するということは、国会議員を廃止することになります。
各政党はボランティア団体として存在し、様々な政策を提案します。
国民投票で承認された政策についてのみ、予算が付けられ、実施できます。

<余談>
今回の衆院選挙でも、民主党のマニフェストには、様々な政策が記載されています。
私が問題に感じるのは、「郵政事業を抜本的に見直す」という点です。

4年前の衆院選挙では、「郵政民営化するか、しないか」を明確に国民に問い掛けました。
そして、国民は、郵政民営化に賛成しました。
今回の選挙では、郵政民営化に対する賛否を明確に問い掛けていません。
この状況で、もし、民主党が勝手に郵政民営化反対の動きに出たならば、国民への反逆という事になります。

さらに、国民新党の亀井氏を閣僚に入れる話しもあるようです。
国民新党は、明らかに、「郵政民営化反対」派です。
ついでに言うと、国民新党の亀井氏は、古い自民党の体質そのものです。
そんな、亀井氏を新内閣に引き入れるのでしょうか?
民主党は、古い自民党の体質に汚染される事になるでしょう。

本来、行政の無駄を無くす事は、小さな政府を目指す事であるはずです。
郵政民営化も行政の負担を減らすための政策です。
もし、郵政を元の状態に戻して、国としてお金を投入するすることになれば、日本は財政破綻でしょう。
郵政に限らず、高齢者優遇をそのままに、子供優遇を行えば、日本は財政破綻です。

<補足>
私が希望する改革は、下記の通りです。
■年金制度を廃止して、生活保護に統一。
 ※但し、生活保護を受ける人には、可能なレベルのボランティア活動を義務付けします。
■介護保険制度を廃止して、生活保護を受けている人たちのボランティアで対応。
■健康保険制度を廃止して、最低限の医療は無料。それ以上は全て自己負担。
 ※入院中の世話も、生活保護を受けている人たちのボランティアで対応。
これに伴い、年金・介護・健康保険料の徴収を止めます。
生活保護は、現物支給にします。

夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。