現在の選挙は、自分の考えを政治に反映してもらうために、その代表者を選びます。 今後の日本の政治がどうあるべきかを考えて、各政党のマニフェストや、各候補者の考えを元に、投票します。 でも、この代表者を選ぶ選挙では、色々と問題があります。 1.一つの政党のマニフェストの中には、様々なことが書かれています。 賛成できる公約、賛成できない公約、色々な公約が「抱き合わせ販売」という感じです。 ※「抱き合わせ販売」は、公正取引法違反だったような? 2.現状の政党に不満があるので、とりあえず、他の政党に票を入れる。 この場合は、各政党のマニフェストや、各候補者の考えは考慮されていません。 現状の選挙制度では、国民が求める政策が正しく選択されません。 代表者を選ぶ現在の選挙制度そのものに疑問を感じます。 4年前の衆院選挙では、「郵政民営化に賛成か反対か」という政策を問う選挙が行われました。 これは、大変分かり易い選挙でした。 私は、全ての政策について、個々に、国民に賛否を問う選挙にすべきだと考えます。 代表者を選ぶ現在の選挙制度を廃止して、個々の政策に一票を投じる選挙にすべきです。 これこそが、真の「マニフェスト選挙」です。 <マニフェスト選挙> 代表者を選ぶ現在の選挙制度を廃止して、マニフェスト選挙にします。 各政党のマニフェストに記載された個々の政策に対して、国民投票を行います。 国民投票で承認された政策について、各政党は進めて良いことにします。 代表者を選ぶ現在の選挙制度を廃止するということは、国会議員を廃止することになります。 各政党はボランティア団体として存在し、様々な政策を提案します。 国民投票で承認された政策についてのみ、予算が付けられ、実施できます。 <余談> 今回の衆院選挙でも、民主党のマニフェストには、様々な政策が記載されています。 私が問題に感じるのは、「郵政事業を抜本的に見直す」という点です。 4年前の衆院選挙では、「郵政民営化するか、しないか」を明確に国民に問い掛けました。 そして、国民は、郵政民営化に賛成しました。 今回の選挙では、郵政民営化に対する賛否を明確に問い掛けていません。 この状況で、もし、民主党が勝手に郵政民営化反対の動きに出たならば、国民への反逆という事になります。 さらに、国民新党の亀井氏を閣僚に入れる話しもあるようです。 国民新党は、明らかに、「郵政民営化反対」派です。 ついでに言うと、国民新党の亀井氏は、古い自民党の体質そのものです。 そんな、亀井氏を新内閣に引き入れるのでしょうか? 民主党は、古い自民党の体質に汚染される事になるでしょう。 本来、行政の無駄を無くす事は、小さな政府を目指す事であるはずです。 郵政民営化も行政の負担を減らすための政策です。 もし、郵政を元の状態に戻して、国としてお金を投入するすることになれば、日本は財政破綻でしょう。 郵政に限らず、高齢者優遇をそのままに、子供優遇を行えば、日本は財政破綻です。 <補足> 私が希望する改革は、下記の通りです。 ■年金制度を廃止して、生活保護に統一。 ※但し、生活保護を受ける人には、可能なレベルのボランティア活動を義務付けします。 ■介護保険制度を廃止して、生活保護を受けている人たちのボランティアで対応。 ■健康保険制度を廃止して、最低限の医療は無料。それ以上は全て自己負担。 ※入院中の世話も、生活保護を受けている人たちのボランティアで対応。 これに伴い、年金・介護・健康保険料の徴収を止めます。 生活保護は、現物支給にします。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |