メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目した生活習慣病を、予防するための「特定健康診査・特定保健指導」(メタボ健診)が実施されています。 「病気にならないように予防すれば、医療費が抑えられるはず」というのが建前のようです。 でも、今の「メタボ健診」では、「隠れ糖尿病」をチェックできません。 一般的な健康診断では、朝食を抜いた状態で検査するために、その時の血糖値は正常なのですが、実際には、食事後、異常に血糖値が高くなっていることがあり、これを、「隠れ糖尿病」と言います。 「隠れ糖尿病」を放置すると、本当の「糖尿病」になってしまいます。 「隠れ糖尿病」をチェックするには、食後の血液検査が必要です。 そこで、自宅で自分で手軽に検査できる血糖値測定器が必要になります。 「隠れ糖尿病」を早期に発見して、運動療法、食事療法を行えば、病院での治療は不要になります。 逆に、血液検査をするまでもなく、日頃の食事の内容や、運動の状況をチェックすれば、糖尿病の可能性を判断できそうです。 さらに言えば、今現在、健康でも、過剰な食事や運動不足を続けると、糖尿病になる可能性があります。 つまり、無意味な「メタボ健診」は廃止して、 食事指導や運動指導を行った方が、効果が有るという事になります。 <食品の値上げでメタボ対策> とにかく、食事の量を減らせば、健康になり、 さらに、食料の運送に費やされるCO2削減にもなります。 また、食事の量を減らせば、食品の値上がりも問題ありません。 食品の値上がりが、メタボ対策になります。 地球温暖化防止のために、ガソリンを値上げするのと同様に、 メタボ対策のために、食品を値上げすべきです。 逆に、食品が安過ぎるから、食べ過ぎてメタボになったと考えられます。 メタボリックシンドロームは、贅沢(ゼイタク)病です。 贅沢病の治療や予防に、国がお金を補助する必要はありません。 また、自治体や企業に、ペナルティを課すなんて非常識です。 あくまでも、自己責任として、個人に負担させるべきです。 贅沢病は、健康保険適用から除外すべきです。 でも、個人に負担させると、国民からの反感を買うことになります。 行政としては、これを避けたいので、 自治体や企業に、負担させる事にしたのでしょう。 行政の無駄が問題視されていますが、その根本的原因は、 行政に期待する国民の意識にあります。 国民が行政に期待すればする程、行政は肥大化します。 現在、行政自体がメタボ状態と言えます。行政のスリム化が必要です。 そのためには、行政に期待せずに、自己責任で行きましょう。 |