日本郵政の社長に、官僚経験者が天下りしました。 「官から民へ」の改革が逆行を始め、「民から官へ」戻るようです。 小さな政府を目指す事を諦め、大きな政府を目指すようです。 これでは、数年の間に、財政破綻は間違いないでしょう。 財政破綻すれば、不便どころの問題ではなくなります。 日本全体として、低福祉、高負担、年金給付も削減です。 これは、国民への反逆です。 4年前の衆院選挙では、「郵政民営化するか、しないか」を明確に国民に問い掛けました。 そして、国民は、郵政民営化に賛成しました。 今回の選挙では、郵政民営化に対する賛否を明確に問い掛けていません。 民主党のマニフェストは、様々な公約が「抱き合わせ販売」です。 ※「抱き合わせ販売」は、公正取引法違反です。 この状況で、民主党が勝手に郵政民営化反対の動きに出たならば、国民への反逆という事になります。 民主党は、明確な経済対策を打ち出していません。 単に、「お金をばら撒いていれば、その内、景気回復するはずだ」という安易な発想です。 行政の無駄を無くすと言っていますが、現状の民主党の政策では、単に、お金のばら撒き先を少し変えているだけです。 本来、行政の無駄を無くす事は、小さな政府を目指す事です。 郵政民営化も行政の負担を減らすための政策です。 もし、郵政を元の状態に戻して、国としてお金を投入することになれば、日本は財政破綻です。 郵政に限らず、高齢者優遇をそのままに、子供優遇を行えば、日本は財政破綻です。 <補足> 亀井大臣は、郵政民営化を逆行させ、 さらに、銀行の不良債権問題も復活しそうです。 このまま進めば、日本の財政破綻は間違いないでしょう。 そもそも、財政破綻を回避するために、小泉構造改革が行われたのです。 構造改革の逆行は、間違いなく財政破綻です。 亀井大臣は、小泉構造改革で進めてきた事を、全て否定して、 古き悪しき自民党政治を復活させようとしているようです。 亀井氏は、4年前、郵政民営化に反対し、自民党から追い出された議員です。 古き悪しき自民党の体質そのものと言えます。 古き悪しき自民党政治こそが、正しい政治と思っている人物です。 そんな、亀井氏を新内閣に引き入れたのですから、 民主党は、古い自民党の体質に汚染される事になるでしょう。 <私の提案> 私が希望する改革は、下記の通りです。 ■日本郵政は、速やかに、株式上場して、株を売却。 ※株の売却代金は、国の利益、つまり、国民の利益になります。 ■年金制度を廃止して、生活保護に統一。 ※但し、生活保護を受ける人には、可能なレベルのボランティア活動を義務付けします。 ■介護保険制度を廃止して、生活保護を受けている人たちのボランティアで対応。 ■健康保険制度を廃止して、最低限の医療は無料。それ以上は全て自己負担。 ※入院中の世話も、生活保護を受けている人たちのボランティアで対応。 これに伴い、年金・介護・健康保険料の徴収を止めます。 生活保護は、現物支給にします。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |