■選挙において、立候補者は、 「私を当選させてくれたら、あなたに、お金を配りましょう」 「あなたと私は友達です。よろしく御願い致します。」 ■既存議員は、 「あなたに優先的に予算を回しますので、政治献金を御願い致します。」 「あなたと私は友達です。よろしく御願い致します。」 これが、政治家の言う「友愛」です。 この「友愛」により、鳩山総理は、巨額の資産を得ました。 亀井大臣も、巨額の政治資金を得ています。 「友愛」による格差です。 昔の自民党の場合(小泉構造改革よりも前の時代)、 直接、人にお金を配るのではなく、公共事業(コンクリート)に対してお金を配りました。 今回、民主党は、人に直接、お金を配るようです。 自民党は、大企業にお金をバラ撒いて、それが周り回って個人に渡るという想定でした。 でも最近、給料は増えず、逆に解雇が増えています。 このような現状では、企業への忠誠心が消失し、 会社経由でお金が回って来るのを期待するよりも、 直接、個人にお金を配る民主党の政策の方が、支持された感じです。 結局、どちらも同じように、拝金政治(配金政治)です。 そして、バラ撒くお金は、国民の負担です。 国民のお金をばら撒いて「これで潤いなさい」では、円天の自転車操業と同じです。 つまり、国民も、具体的な政策よりも、お金のみに目が向いています。 でも、これでは、財政赤字が膨らみ、何れは破綻します。 小泉構造改革では、グローバルマネーを引き込んで、経済の活性化を図りました。 でも、小さな政府に反対する官僚や自民党内の反対勢力、そして、民主党の反発により、潰されてしまいました。 民主党は、内需拡大で、経済の活性化を図る予定のようですが、今のところ具体的な政策は出されていません。 金融危機により、マネー資本主義が問題視されている現状では、大幅な経済回復は有り得ないでしょう。 大幅な経済回復が無い限り、中小企業にお金が回る事は有り得ません。 中小企業は、借金を返せません。 資本主義社会では、経済が拡大していかないと成り立ちません。 資本主義社会では、借金して事業を行うのが一般的です。 その借金を返すには、経済が拡大する事が大前提です。 経済の拡大が止まると、借金を返せなくなり、破綻します。 資本主義社会において、経済の拡大は、格差拡大です。 格差拡大を問題視する民主党では、経済回復は有り得ません。 民主党は、この真実を認識し、資本主義以外の道を考えるべきです。 <補足> 古き悪しき日本社会の問題点は、舌先三寸の腐敗した人間関係でお金を得る事ができるため、人類の未来のために働かない人間が増えたことです。 天下り問題は、この典型と言えます。 また、議員は、お金をバラ撒く事で、汚き一票を得ようとします。 天下り問題は、官僚だけの問題ではありません。 一般企業でも天下りは行われています。 大企業の幹部が、子会社の社長になるといった人事です。 でも、一般企業では、自由なので、問題視されていません。 しかし、そう言う人間関係に依存した人事は、 とりあえず、お金を取り込むためには役立ちますが、 楽してお金を得られるために、真の競争力を低下させてしまいます。 作業効率アップや新商品の開発等の努力を行わず、 いずれは、破綻します。 お金を廃止すれば、そういう問題は、一瞬で解消されます。 「夢主義社会」では、お金を廃止して、全ての取引をコンピュータ管理して、正当性をチェックします。 そして、一人一人が人類の未来のために働いているかどうかをチェックします。 「夢主義社会」は、300年後の理想社会を目指します。 |