夢主義社会トップへ インターネットによる直接民主制   2010年07月13日  戻る

IT革命は、インターネットが世界の隅々まで個人レベルで普及したことで、その役割を終えたと感じている人が多いかも知れません。
でも、真のIT革命は、こんなレベルではありません。
なんと言っても「革命」です。
社会の制度が、根底から変わらなくてはなりません。
つまり、政治が変わらなくてはなりません。

現在の民主主義は、狭い小さな人間関係が基本です。
顔と名前を知っていて、実際に会ったことのある人たちが集まって、自分たちに都合の良いルールを作っています。
その結果、その人間関係の中に居る人は、得をしますが、その人間関係以外の人は損をさせられます。
この人間関係を利用して得たお金と地位・名誉を、さらに、人間関係を利用して増やした人が財界人・政界人です。
この過程において、封建社会が確立したと言えます。

この封建社会の中で、富を得るには、既存の財界人・政界人の御機嫌を取り、要領良く振舞うしかありません。
そして、その人間関係に仲間入りさせてもらうしかありません。
現代は、建前は平等社会なのですが、実態は、封建社会の考え方で動くようです。

この封建社会を打破して、真の平等社会、そして真の民主主義にするにはどうすれば良いか?
答えは、インターネットの利用です。
インターネット上では、顔も名前も知らない、実際に会ったこともない人たちが、自由に意見を交換できます。
従来の人間関係は、不要です。
相手がお金持ちか否か、地位・名誉も関係ありません。
純粋にどうあるべきか、何が正しいのかを考えることができます。

民主主義の主体は、民衆です。財界・政界ではありません。
IT革命は、社会を民衆の手に取り戻す契機になります。
革命は、一般的な技術革新や改善ではありません。
一人一人の身近なところで、生活の中に浸透し、一人一人の生活を大きく変える出来事です。
そして、この革命は、「より良い社会」を望む人たちによって、引き起こされるものなのです。

ソフトバンクの孫社長が総理大臣になれば、実現できるのではと期待しています。

★インターネットによる直接民主制
「夢主義社会」では、国会は、インターネット上の掲示板で行われます。
議案は、様々な団体が、独自に作り、インターネット上の掲示板に、議案を公開します。
国会議員は存在せず、国民一人一人が直接、インターネット上の掲示板に公開された議案に対して、自由に意見を書き込みます。
最終的に、インターネット上で国民投票を行い、決定します。

今の政治制度は、「議会制民主主義」であり、選挙で代表者を選出し、その代表者を通して、間接的に自分の意思を政治に反映させる「間接民主制」になっています。
確かに従来は、国民が全員集まって議案を議論するということはできないので、このような「間接民主制」以外に選択肢がありませんでした。

しかし、インターネットが普及した現在、国民同士が互いに頻繁に意見を交わすことは、充分可能になってきました。
インターネットを利用した「直接民主制」では、相手の顔色や、言い回しは、関係ありません。
また、水掛け論、ヤジ、失言、暴言、居眠り、審議拒否等もありません。
国会議員は存在しませんが、議案作成は、労働と見なします。
また、国民投票での承認後の議案の遂行も労働とみなします。

「夢主義社会」では、議案毎に、心有る人たちが集まり、議案の作成・遂行を行います。
「夢主義社会」では、現代のような職業としての政治家は存在しません。
必要な時に、必要な人間が集まり、必要な事を行います。
議案の遂行が終わったならば、解散し、
関わった人たちは、元の自分の労働に戻ります。

既に、現代社会でも、腐敗した行政を何とかしようと、心有る人たちが集まり、行政の問題点を指摘する等の活動を行っています。
このような人たちにこそ、現在の政治家に代わって、行政を遂行してほしいと思います。

<現代社会の問題点>
現代社会の問題点は、職業としての政治家の存在です。
政治家は、その地位を維持するだけで、高い報酬を得られます。
このため、人類の未来のために本来どうあるべきかよりも、自己の地位を維持するにはどうすべきかを重視して行動します。
この結果、社会は腐敗し、元気を失っています。

夢主義社会」は、300年後の理想社会を考えます。