夢主義社会トップへ 役目を終えたお金の論理   2013年09月19日  戻る

以前、各国は、経済危機に対応するため、巨額のお金をばら撒きました。
そのお金がマネーゲームに向かい、巨大なマネーの怪物を作りました。
マネーの怪物は、国のコントロールが効きません。
実体経済とは関係なく行動し、国に「もっとお金をよこせ」と要求します。

巨額のお金のばら撒きが、格差を拡大し、財政悪化、景気低迷を加速しました。
さらに、その混迷が、社会の混乱を招き、犯罪の増加を招いています。
本当は、従来の社会構造(資本主義社会)が終焉を迎えようとしているのです。
いつまでも昔ながらの手法では、何れ行き詰まるのが当然でしょう。

ピンチはチャンスです。
新しい社会構造に変革のチャンスです。
★格差の無い社会(地位・名誉にお金が流れない社会)。
★お金に関わる不正の無い社会。
★無意味なマネーゲームの無い社会。
これらは、全てのお金をコンピュータでしっかり管理すれば充分に可能です。

今までは、何にでも交換可能な「万能な媒体」である「お金」が利用されていました。
しかし、「万能な媒体」は一見便利ですが、暴走し易いです。
この「お金」をコンピュータで一元管理し、
何れは、「お金」自体を無くしてしまおうというのが夢主義社会です。

資本主義社会の終焉というよりも、お金の役割が終わろうとしているのです。
お金は、簡単明瞭です。ですから、だれでもが利用できます。
その結果、グローバルマネーにより、世界を一つにできました。
世界を一つにできた事で、お金の役割は終わったのです。

役目を終えたお金をいつまでも使っていると、副作用が出てきます。
お金は、簡単明瞭です。このため、暴走し易いです。
グローバルマネーが暴走を始めると、個々の国では、対応できません。
従来の金融政策では役に立たなくなっているのです。

いきなりお金を廃止することは出来ませんので、
まずは、全てのお金の流れをコンピュータで管理します。
現金を廃止して、銀行口座から口座への移動のみとします。
現金廃止により、新しい税制、新しい金融政策が可能になります。
さらに、犯罪の防止、経済の効率化になります。

私の案を本「夢主義社会」にまとめました。
従来の発想を180度覆す大胆な案(非常識な案、極端な案)を並べて見ました。
私の本を叩き台にして、皆様が新しい社会構造を考えるきっかけになれば、幸いです。