花粉症対策(免疫バランス)

アレルギーの子供が増えたのは、余りにも清潔な生活環境が原因との話があります。
生後一歳までの間に、家畜に接していた子供は、アレルギーになりにくいそうです。

乳幼児期に多くの細菌やエンドトキシンにさらされると、細菌型免疫(古い免疫)が増え、アレルギーになりにくい体質になるそうです。
逆に、細菌やエンドトキシンが少ない清潔な環境で、多くの花粉に接すると、IgE型免疫(新しい免疫)が増え、アレルギー体質になるそうです。

※エンドトキシン:
大腸菌等の細菌を覆う膜の成分で、細菌が死んでバラバラになると大量に出てきます。
家畜の糞の中に多く含まれ、家畜小屋の空気中に多く存在します。
このため、乳幼児期に家畜に接していた子供は、アレルギーになりにくいそうです。

※細菌型免疫(古い免疫:Th1)とIgE型免疫(新しい免疫:Th2):
細菌型免疫(古い免疫):細菌に対抗するため、哺乳類になる以前からの免疫細胞
IgE型免疫(新しい免疫):寄生虫や吸血ダニに対抗するため、哺乳類になってからの免疫細胞

この2種類の免疫細胞のバランスが大切なようです。

ところが、現代の清潔な環境では、細菌に接する機会がありません。
寄生虫や吸血ダニもいないのですが、代わりに寄生虫や吸血ダニが出す酵素に似た構造の家ダニやカビや花粉が増えました。
結果、免疫細胞は、IgE型免疫(新しい免疫)に偏ってしまったようです。

新型コロナでも、免疫バランスが崩れている人は、サイトカインストームに成り易いです。

対策は、納豆等の発酵食品で、菌を食べて、免疫バランス改善です。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です